俳優の藤木直人が24日、埼玉・彩の国さいたま芸術劇場で行われた舞台『尺には尺を』公開舞台けいこに出席。今月12日に多臓器不全のため他界した演出家・蜷川幸雄さん(享年80)が演出する予定だった同作について「今回のけいこ場に復帰するっていうのが、蜷川さんの目標だった。それがかなわないのは、すごい残念ですけど、その思いをみんなで…頑張って形にして…あした蜷川さんに見ていただけたらなと思います」と声を詰らせながら熱演を誓った。 同作は蜷川さん演出・監修のもと、シェイクスピア戯曲全37作品の上演を目指して1998年にスタートした「彩の国シェイクスピア・シリーズ」の第32弾。蜷川さんは、けいこスタート時から体調が悪かったため、直接現場へと足を運ぶことはかなわなかったが、けいこの様子を収録した映像を病床から見守っていたという。
2016/05/24