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蜷川ワールドの集大成『天保十二年のシェイクスピア』WOWOWで放送

 「世界のニナガワ」と称された日本を代表する演出家で、今月12日に亡くなった蜷川幸雄さん(享年80)の功績をしのび、2005年9月に東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで収録された舞台『天保十二年のシェイクスピア』が28日(後3:00)にWOWOWプライムで放送される。

 天宝十二年の下総国を舞台にした任侠時代劇に、シェイクスピア全37作品のエピソードを巧みに盛り込んだ、故・井上ひさしさんによる遊び心あふれる戯曲。蜷川さんの70歳を記念して行われた連続公演企画“NINAGAWA VS COCOON”全4作の集大成として、上演された。時代劇、シェイクスピア劇など多くの作品を手がけた名演出家の技が随所に光り、4時間という上演時間を飽きさせない。日本の演劇史を堪能できるエンターテインメント作品となっている。

 出演は、唐沢寿明藤原竜也篠原涼子夏木マリ高橋恵子勝村政信、木場勝己、吉田鋼太郎壤晴彦高橋洋毬谷友子、沢竜二、西岡徳馬白石加代子、ほか。音楽は宇崎竜童

 清滝という宿場町を仕切っていた鰤(ぶり)の十兵衛(吉田)が隠居を表明、3人の娘に財産を分けることになった。悪知恵の働く長女・お文(高橋)とお里(夏木)の美辞麗句に騙された十兵衛は彼女たちに領地を分け、人の好いお光(篠原)を追放。以後、清滝ではお文の“よだれ牛の紋太一家”、お里の“代官手代の花平一家”の構想が始まった。その様子を盗み見ていた、醜い姿で世をすねて生きる男・佐渡の三世次(唐沢)は、両家を混乱に陥れ、自ら村を手に入れようと画策する。渡世修業から戻ってきたきじるしの王次(藤原)や、各地を転々としてきたお光も入り乱れて、村は血塗られた惨劇に巻き込まれていく。



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