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東山紀之&松たか子、ドラマ初共演「実現に3年待った」

 俳優の東山紀之が、今夏、TBSで放送されるドラマ特別企画『ふつうが一番−作家・藤沢周平父の一言−』に主演し、女優の松たか子との初共演することが16日、わかった。直木賞作家・藤沢周平氏の半生を描く。『渡る世間は鬼ばかり』の石井ふく子プロデューサーは「私はどうしても東山紀之さんと松たか子さんにこのドラマに出演していただきたくて3年待ったんです。しつこいですから(笑)。やっと実現できました」と執念を実らせた。

 原作は藤沢氏の娘でエッセイスト・遠藤展子氏の『藤沢周平父の周辺』(文春文庫)、『父・藤沢周平との暮らし』(新潮文庫)。

 東山演じる藤沢周平が小菅留治の本名で小説家になることを夢見ながら「食品加工新聞」の記者として勤めていた昭和38年頃、1人娘の展子を残し妻に先立たれ、母・たきゑと慎ましく暮らしていた時代から、松が演じる後の妻・小菅和子との再婚、そして昭和48年に直木賞を受賞するまでの家族との日々が、娘・展子の目線で語られる。

 東山はこれまでに藤沢作品原作の映画『山桜』(2008年)、『小川の辺』(11年)に出演したことがあり、「藤沢周平先生は、とても偉大な作家で、俳優であれば先生の作品を一度はやってみたいと考えている方が多いと思います。その人物を演じさせていただくことになり、光栄に思っています」とコメント。

 「藤沢先生も和子さんという素晴らしい奥様に恵まれて直木賞を受賞されてから作家活動がますます隆盛になられたという物語だと思います。今回は僕も同じように松たか子さんのお力をたくさんいただいて、いい作品にするよう努めます(笑)」と共演者を立てると、松も「ご一緒しているときの空気が滑らかな感じがして、もちろん緊張はしているのですがとても安心感がありました。家族のシーンが温かくて、喧嘩をしたりすることがあっても直後に笑いあえるような、とても素敵なドラマに関わらせていただいて幸せです」と感想を述べていた。

 ほかに、周平の母・たきゑに草笛光子ほか、角野卓造篠田三郎、佐藤B作、前田吟らが出演。脚本は水谷豊主演のスペシャルドラマ『居酒屋もへじ』ほか、市川染五郎主演の映画『蝉しぐれ』など、映画監督としても知られている黒土三男氏。演出は『渡る世間は鬼ばかり』などを手がけ、モンテカルロ・テレビ祭最優秀作品賞受賞作品『塀の中の中学校』のプロデューサー・演出も務めた清弘誠氏が担当する。

 石井プロデューサーは「いま、いろいろなドラマがございますが“ふつう”が一番難しいんです。“ふつう”の中に何があるのか…家族、それから兄弟、親戚といろんなことが起こります。藤沢周平さんという方は和子さんに結婚を申し込んだときにものすごく反対されるんですが、彼女への本当の想いをお義父さんに伝えるために、100通ものラブレターを見せてお願いするんです。そんなエピソードを盛り込んで、遠慮なく話す夫婦、遠慮なく喧嘩(けんか)もする、そんな家族のドラマを皆さんにご覧いただきたい」と見どころを語っている。



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