先日12日に多臓器不全のため他界した演出家・蜷川幸雄さん(享年80)の告別式が16日、正午より東京・青山葬儀所でしめやかに営まれた。この日は松本潤、市川猿之助、宮本亜門、山本寛斎ら各界の著名人や一般のファンを含めた1344人が参列。昨日営まれた通夜と合わせて約3000人が、蜷川さんとの最期の別れを惜しんだ。 喪主は妻の宏子さんが務め、弔辞は俳優・平幹二朗、大竹しのぶ、吉田鋼太郎、小栗旬、藤原竜也の5人が読み上げた。蜷川さんの“まな弟子”として知られる藤原は、時折声を詰らせ、むせび泣きながら生前の思い出を振り返ると、「19年間、苦しくも…、まぁほぼ憎しみしかないですけど、最高の演劇人生をありがとうございました。蜷川さん、それじゃあ、また」と感謝の思いを伝えた。
2016/05/16