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女子バレー、17日は注目の韓国戦 リオ五輪への正念場を制すには?

 リオ五輪の出場権をかけて5月14日から始まった『2016リオデジャネイロオリンピック世界最終予選』(OQT)。現在、世界ランキング5位の全日本女子はペルーとカザフスタンに快勝し、順調な滑り出しを見せた。そして17日、4大会連続の五輪出場に向けて、いよいよ永遠のライバル・韓国と対戦する(放送は17日 夜7:00 フジテレビ系)。注目の韓国戦に向け、バレーボール元全日本女子の大林素子にその見どころを聞いた。

◆韓国キム・ヨンギョンに要注意 その怖さは日本が一番知っている?

 日本がリオ五輪に出場する条件は、アジアから出場する日本、韓国、タイ、カザフスタン4チームの中で1位となるか、それを除いた上位3ヵ国の計4ヵ国に入らなければならない。アジア最上位になるには、今回の韓国戦が正念場ともいえる。女子代表の眞鍋政義監督が「OQTで勝つための最強メンバー」というだけあり、ペルー戦では長岡望悠選手がチーム最多の20得点を挙げ、ストレート勝ち。カザフスタン戦でもキャプテン・木村沙織選手を中心に序盤から圧倒的強さでストレート勝ちをおさめた。

 今回の韓国戦でのポイントは、やはり韓国のキャプテンを務めるキム・ヨンギョン選手だと大林はいう。「ヨンギョン選手は世界中のリーグが欲しがる世界ナンバー1のアタッカー。練習を見ていてもチームの雰囲気を盛り上げているし、何かあると叱咤する彼女の影響力はスゴイですね」という。日本のJTマーヴェラスに所属したこともある彼女の怖さを一番知っているのが、日本かもしれない。

◆絶好調の木村沙織 ニューヒロイン・古賀紗理那は熊本を背負って

 もちろん、日本も負けていない。4度目の五輪戦へ向け絶好調の木村沙織選手。「現在、木村選手はとてもリーダーシップも発揮していますが、復帰した元キャプテンの荒木絵里香選手の存在もメンタル的に大きいんじゃないでしょうか」と大林は明かす。さらに全日本女子の未来を担うニューヒロイン、古賀紗理那選手。「彼女はプレースタイルも性格も木村選手と似ている卓越したプレーヤー。ただ熊本出身の彼女は地元が震災に見舞われ、悩んだこともあったらしいんです。でも、自分がプレーすることで地元に元気を取り戻したいと、自ら発した言葉が彼女を強くしていると思いますね」とのこと。大林は「昨年、FIVBワールドカップで古賀選手はヒロインになりました。それがひとつの形になる瞬間が、今大会になりそうですね」と期待を込めている。そして全日本女子の新司令塔、宮下遥選手には「大変な試練の大会となるでしょうね。これまで控えにはベテランのセッターがいましたが、今回、新セッターの田代佳奈美選手も年上とはいえ初出場。自分でチームを引っ張らなければならないというプレッシャーはあるでしょう。でも、自分のトスワークができれば、必ず大きな成長を遂げる選手になると思います」。

 唯一、懸念材料があるとすれば、「休み明けで韓国と戦かわなければならないこと」という大林。「実は日本は休み明けの試合が弱いというデータがありまして。準備もケアもしているはずなのに、なぜか試合前半の点数の取り方が悪くなってしまうので、韓国戦では6連勝中とはいえ締めてかならなければいけません」。韓国は第1戦でイタリアに敗れたものの、第2戦ではオランダにストレート勝ち。日本戦に全力で向かうことは容易に予想できる。リオ五輪の切符をかけた戦いで、火の鳥NIPPONの前に立ちはだかるライバル・韓国。見逃すことのできない対戦になりそうだ。
(文/今 泉)



関連写真

  • バレーボール女子日本代表(左から)木村沙織選手、古賀紗理那選手、宮下遥選手、荒木絵里香選手 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2016 リオデジャネイロオリンピック バレーボール世界最終予選』制作発表に出席した木村沙織主将 (C)ORICON NewS inc.
  • バレーボール元全日本女子の大林素子が日韓戦の見どころを語った

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