写真家・映画監督の蜷川実花氏が15日、東京・青山葬儀所で営まれる父・蜷川幸雄さん(享年80)の通夜の前に報道陣の取材に応じた。父の最期の言葉について、実花氏は「母が病室にいなかったタイミングで、『真山は?』と言っていたのが、最期の言葉なんじゃないかな…」と、かつて女優として活動していた妻の芸名(真山知子)を呼んでいたことを明かした。 仕事第一の蜷川さんらしい言葉に、実花氏は「とにかく仕事が一番で走り続けてきた父だったんで、みんなで『そうだったんだね』とか言っていましたね」としみじみ。娘から見た夫婦関係については「父は、神経質で気難しいところもたくさんあった。それに対して、母はすごく穏やかでかわいらしい人なので、いいコンビだったと思います」と打ち明けた。
2016/05/15