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中川家、最近の若手は「甘い」 後輩たちへ愛の叱咤

 お笑いコンビ・中川家が今夏、毎年恒例となっている単独ライブ『特大寄席2016』を東京・大阪の2大都市で開催する。このほど、ORICON STYLEのインタビューに応じ、ライブへの意気込みはもちろんのこと、昨今の芸人事情も赤裸々に語ってくれた。

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 東京・ルミネtheよしもとで8月20日、21日、大阪・なんばグランド花月で26日に開催される単独ライブ。意気込みを聞くと、弟・礼二は「単独だから変わったことをやるのは逆にしたくない」。兄・も「シンプルな構成でまた見たいと思ってもらえるくらいのボリュームで」とリラックスした様子だ。

 2001年に『M-1グランプリ』初代王者に輝き、名実ともに一流の漫才師として世間に定着した。それでも単独ライブを毎年開催し、新ネタを卸す。ネタ番組など、漫才を披露する場が減りつつあるが「疲れるし、本当は嫌だけど、芸人としての存在価値とか、しんどいけどやっておかなきゃいけないことの一つ」と、まだまだ向上心は衰えない。

 一時に比べてお笑いブームに陰りが出ていることにも「肌で感じますけど、でもそれは時の流れなので仕方ない」と礼二。現状にも割り切った考えのようで、インタビュー中も「自分たちはしっかりと漫才をやる。いつ番組に呼ばれてもいいように」、「基本は漫才」だと何度も強調した。

 時代によってブームや需要が変わる芸能界。ショートネタブームや多くのトーク番組でも柔軟に対応してきた中川家に生き残る極意を聞くと、漫才師なら漫才、コント師ならコントと“芯”を極めることだと話した。

 その持論を展開するなかで、剛は「最近の若手はネタもマジメ過ぎる。ネタは挑戦的にやって怒られるギリギリまで試すもの」と語る。礼二も「5分できちっとやるのもすごい能力」と奮闘する若手を思いやりつつ、「でもマジメにやれるなら普通の仕事もできるよと。マジメな人の舞台を観るなんて社長の朝礼と一緒でしょ」と、芸人としての核心をついた。

 「今は甘い。簡単に出られるようになったからね。入るのが甘いよ。僕ら劇場に出るのも5年くらいかかった。やっと!っていう必死さが違う」(剛)。そう語る中川家も若手時代は、観客が数人の劇場や地方のショッピングモールなど、決して恵まれているとは言えない環境で下積みを重ねた。

 その逆境を経て、漫才王者としてスターダムに登りつめた。厳しい言葉を続けた剛だが、表情を和らげると「今の若手はそこを避けようとするからダメ。そこも楽しんでやるくらいじゃないと。そこも経験すると、それから先の見える景色が変わるよと言いたいですね。もうちょっと色々と蓄えないと」と経験を交えたエールを送った。

 お笑いブームの波に揉まれてきた中川家。「30年くらい前ならもう弟子5人くらいとってますよ」と笑う礼二の表情には、大御所の風格すら感じさせる。円熟してきた兄弟漫才が今夏の単独ライブでどんな新ネタを披露するのか、ぜひ、生の劇場で体感したい。



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  • 昨今の芸人事情を語った中川家(左から)剛、礼二 (C)ORICON NewS inc.
  • 単独ライブ『特大寄席2016』を開催する中川家 (C)ORICON NewS inc.
  • 単独ライブ『特大寄席2016』を開催する中川家(左から)剛、礼二 (C)ORICON NewS inc.

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