俳優の柿澤勇人、岸谷五朗が13日、都内で行われたミュージカル『ラディアント・ベイビー〜キース・ヘリングの生涯〜』けいこ場公開取材に出席し、きのう12日に多臓器不全のため他界した演出家・蜷川幸雄さん(享年80)の死を悼んだ。柿澤は「蜷川さんは自分の芝居を変えてくれた人。僕の考える世界を変えてくれた人」と涙を流しながらコメントした。
柿澤は、蜷川さんが演出を手がけた舞台『海辺のカフカ』に出演。蜷川さんから「ブス! 下手くそ! 辞めちまえ!」と厳しい演技指導を受けたが、「なんとか海外公演も成功した時、『本当にいい役者になったな』と言ってくれて、すごく励みになった。いつも『自分を疑えよ』っておっしゃっていたのが、今僕の胸の中にある」と話すと涙をこらえきれなかった。
岸谷は、蜷川さんの訃報に「ショックを受けていない演劇関係者はいない。子供の頃からずっと見ていたので残念です。本当に演劇の神様になってしまった」と沈痛の表情。演出家の仕事は「不可能なことを具現化する仕事ですが、(蜷川さんは)物ともせず、国境を超えて可能にした。我々にはまだ作品を作る幸せがある。観られて恥ずかしくない作品を作っていきたい」と決意を新たにした。
柿澤も「あっちの世界でも自分の演技を観ているとしたら、『相変わらずつまらない芝居してんな』と言っているんじゃないかな。(この作品を)蜷川さんに観てほしい」と語った。
そのほか、平間壮一、知念里奈、松下洸平も出席。ミュージカルは6月6日から22日まで東京・シアタークリエ、25日から26日は大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
柿澤は、蜷川さんが演出を手がけた舞台『海辺のカフカ』に出演。蜷川さんから「ブス! 下手くそ! 辞めちまえ!」と厳しい演技指導を受けたが、「なんとか海外公演も成功した時、『本当にいい役者になったな』と言ってくれて、すごく励みになった。いつも『自分を疑えよ』っておっしゃっていたのが、今僕の胸の中にある」と話すと涙をこらえきれなかった。
岸谷は、蜷川さんの訃報に「ショックを受けていない演劇関係者はいない。子供の頃からずっと見ていたので残念です。本当に演劇の神様になってしまった」と沈痛の表情。演出家の仕事は「不可能なことを具現化する仕事ですが、(蜷川さんは)物ともせず、国境を超えて可能にした。我々にはまだ作品を作る幸せがある。観られて恥ずかしくない作品を作っていきたい」と決意を新たにした。
柿澤も「あっちの世界でも自分の演技を観ているとしたら、『相変わらずつまらない芝居してんな』と言っているんじゃないかな。(この作品を)蜷川さんに観てほしい」と語った。
そのほか、平間壮一、知念里奈、松下洸平も出席。ミュージカルは6月6日から22日まで東京・シアタークリエ、25日から26日は大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演される。
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2016/05/13