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【2016年本屋大賞】宮下奈都氏、初版6500部から大賞へ「奇跡」

 全国の書店員が“今いちばん売りたい本”を決める『2016年本屋大賞』(本屋大賞実行委員会主催)発表会が12日、都内で行われ、宮下奈都氏の『羊と鋼の森』(文藝春秋)が大賞に選ばれた。初版の発行部数は6500部だったが、評判を呼んで重版を繰り返し、同賞の受賞で10刷り22万部の重版が決定。累計発行部数は33万2500部というベストセラーとなった。宮下氏は涙を浮かべながら「歴代の受賞者を見ても、知名度の低さは抜群。無名の作家の、初版も少ない本を選んでくれました。私の勲章だと思って、奇跡みたいなこの夜を一生忘れないと思います」と受賞を喜んだ。

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受賞の知らせを受けたときは「がっかりされるんじゃないかって、喜びより不安の方が大きかった。ちょっと寝込んだりもして」と思いつめていたが、「きょうここに来たらたくさんの方が『おめでとう、大好きです、みんな味方だから大丈夫』って言ってくれた。一人ひとりの応援のおかげで選んでもらったと実感した」と感謝していた。

 宮下氏は、2004年に文學界新人賞佳作に入選した『静かな雨』でデビュー。『スコーレNO.4』『太陽のパスタ、豆のスープ』『田舎の紳士服店のモデルの妻』などで知られ、受賞作は、ピアノの調律に魅せられた一人の青年が、調律師として、人として成長する姿を綴っている。

■2016年本屋大賞 順位一覧
大賞:『羊と鋼の森』宮下奈都氏(文藝春秋)
2位:『君の膵臓をたべたい』住野よる(双葉社)
3位:『世界の果てのこどもたち』中脇初枝(講談社)
4位:『永い言い訳』西川美和(文藝春秋)
5位:『朝が来る』辻村深月(文藝春秋)
6位:『王とサーカス』米澤穂信(東京創元社)
7位:『戦場のコックたち』深緑野分(東京創元社)
8位:『流』東山彰良(講談社)
9位:『教団X』中村文則(集英社)
10位:『火花』又吉直樹(文藝春秋)



関連写真

  • 『羊と鋼の森』で『2016年本屋大賞』を受賞した宮下奈都氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 『2016年本屋大賞』に選ばれた宮下奈都氏『羊と鋼の森』(文藝春秋) (C)ORICON NewS inc.
  • 『2016年本屋大賞』を受賞した宮下奈都氏 (C)ORICON NewS inc.
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