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『あさが来た』から『とと姉ちゃん』へ 近代日本の女性史100年

 NHK連続テレビ小説『あさが来た』が終了し、きょう4日からNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』(月〜土 前8:00 総合ほか)がスタートする。

 『あさが来た』のヒロイン・あさのモデルとなった明治の女性実業家・広岡浅子は、アメリカからペリーやって来る黒船来航の4年前、1849年に生まれ、明治を駆け抜け、1919年(大正8年)に亡くなっている。その翌年(1920年)に生まれたのが、『とと姉ちゃん』のヒロイン・小橋常子のモデルとなる雑誌『暮しの手帖』を創刊した大橋鎭子さん。奇しくも『あさが来た』と『とと姉ちゃん』の2作品で、近代日本の女性史100年を描くことになる。

 『あさが来た』は女性の大森美香氏が脚本を担当。大森氏は『風のハルカ』(2005年)以来、2度目の朝ドラ。一方、『とと姉ちゃん』は男性の西田征史氏が初めて15分×6日×第26週という膨大な量の脚本に挑んでいる。西田氏は、オリジナルアニメ『TIGER&BUNNY』やドラマ『怪物くん』『妖怪人間ベム』『信長協奏曲』などのマンガ原作の実写化脚本、映画『小野寺の弟・小野寺の姉』では監督を務めるなど、マルチな才能を見せている。

 ヒロイン・常子を演じるのは、女優の高畑充希。連続テレビ小説『ごちそうさん』(2013年)でヒロインの義妹を演じ、劇中で歌った「焼氷有りマスの唄」で話題をさらった。高畑はミュージカル『ピーターパン』でピーターパンを6年務め、舞台・ミュージカルで培われた透き通って情感のあふれだすような歌唱力、そして演技力についてもかなり評価が高い実力者。第1週は、第1回(4日)冒頭と第6回(9日)の最後に登場し、本格的にドラマが動き出すのは第2週からとなる。

 第1週は、“エピソード0”とも言える常子の人生の出発点が描かれる。常子が11歳の時に亡くなった父が身を持って教えてくれた「当たり前の暮らしを大切にする」ということ。この父の教えを胸に、常子は2人の妹と母を守るため、日々、奮闘する。女ばかりで戦争を生き抜き、戦後、焼け野原の東京で常子は「女のひとたちのために雑誌をつくりたい」と家族とともに出版社を設立。1冊の生活雑誌をつくって世に送り出す。その雑誌が高度経済成長期を生きる女性たちに欠かせない雑誌へと成長していく。

 制作統括の落合将チーフプロデューサーは「小さな家族がやがていろいろな運命の中で、自分たちで小さな出版社を作り、そこで戦後の世の中で一矢報いていく流れのドラマになっています。非常に丁寧に家族のあり方を描きつつ、その一家がどうなっていくのか、ヒロインが父親代わりとして家族を守るという信念のもとに生きていく、ちょっと普通とは違うドラマです。人々のために、家族のためにやっていたことが、やがて戦後の人々のためになっていくドラマがこれから展開していきます。ゆっくり丁寧に物語が始まりますが、この家族を見守っていただけたらと思います」と言葉を寄せている。



関連写真

  • 4月4日スタート、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』ヒロイン・小橋常子を演じる高畑充希(C)NHK
  • 常子の幼少期を演じる内田未来(C)NHK
  • 小橋家の3姉妹(左から)次女・鞠子(須田琥珀)、三女・美子(川上凛子)、長女・常子(内田未来)(C)NHK

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