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ネプチューン・堀内健が語る芸人論「自分を『芸人』と言うのはおこがましい」

 お笑いトリオ・ネプチューンのボケ担当として、数々のバラエティ番組などで活躍してきた堀内健。普段テレビなどで見せる姿はどこかトリッキーで天真爛漫なイメージもあるが、長年、お笑いと真面目に向き合い、破天荒にも見えるその芸風を培ってきた。その笑いのセンスは“天才”とも言われるが、本人は「自分で『芸人』と言うのはおこがましい」と自らを“大雑把タレント”と称する。ORICON STYLEでは、脚本も手掛ける「堀内夜あけの会」の第三回公演『なりたい自分にな〜れ!』を控える彼に、インタビューを実施。ネプチューンやバラエティ番組での立ち回りなど、様々な話を聞いた。

■番組で空回りしてウケないときは落ち込むこともある

――ご自身の性格はどう分析されていますか。
【堀内】 僕はとても飽きっぽくて気分屋。人から話を聞かせていただいていて、「自分にも取り入れよう」とか「どこか盗めるところはないか」と思えればいいんですけど、「めんどうくせーな。話長いな。早く終わんね〜かな〜」とか、悪いほうに流れることがあるんです。常にポジティブでありたいとは思ってるんですけど。

――意外です。むしろポジティブなイメージがあったので。
【堀内】 いや、そうでもないんですよ。結構落ち込んだりすることもありますし。寝ると忘れちゃうんですけど(笑)。でも、引きずっちゃうこともあって……よく言えば反省しているってことかもしれないけれど。

――どんなときに落ち込むんですか?
【堀内】 やっぱり番組で空回りしてウケないときですね。あとは、ギャンブルでも家族のことでも、うまくいかなければ落ち込むし。家でお風呂に入っていても、いろいろと考えちゃうんですよ。「お風呂を出るときに掃除しなきゃ」とか(笑)。僕、家庭では風呂当番なんです。

――「番組で空回りした」とおっしゃっいましたが、そういったときに直面した率直な思いも聞かせてください。
【堀内】 ネプチューンで番組とかに出ている時は、僕が何かをやって、(原田)泰造が乗っかってきてくれる場合もあれば、(名倉)潤ちゃんがツッコんでくれることもある。ご存知のように、それもなく、みんなに放っておかれることもあるんです。結果、変な空気になっちゃって……(笑)。でも、だからと言って「ふざけんなよ」とは思わないんですよ。打ち合わせをしてない場合、僕が計算せず、やりたいことをやっているから、そういう風になってしまったのかなとか。フォローがなくても「いいや」って思ってやっているところもあって、(反省と妥協は)半々なんですね。ただ、ウケなかったら、頭が真っ白になっちゃうことはあります。

――メンバーからクレームを受けたことはあるんですか。
【堀内】 最近は全然ないですね。ネプチューンはもう長いですから。これ以上やったら泰造も怒っちゃうなとか分かるし、潤ちゃんはもはや何をやっても怒らないし(笑)。終わったらなかったことにもなるんで。「ここはもっとこうしよう」と話し合うことも大切ですが、逆に今はお互いこっ恥ずかしいですね(笑)。

――そこは、長年つき合った信頼で。
【堀内】 そうですね。

――昔は衝突もあったということですか? あわや解散の危機!? とか。
【堀内】 ないな〜、そんな大喧嘩。「オマエ、遅刻しただろ」とか、そういう細かいところぐらいですかね。潤ちゃんが僕から口のなかに馬糞を入れられて怒ったというエピソードもありますが、あの「怒った」というのもテレビのなかでの話だから、そもそもがネタですし。本当に仲が良いんですよ。学生時代の友達ではなく、20歳を過ぎて事務所で知り合った関係性だということもあるかもしれない。もしかしたら、気まずい雰囲気になったことくらいはあったのかもしれないけど……。

――なるほど。信頼できる仲間がいるから、失敗をしたとしても、やりたいことがやれるということでもあるのかもしれませんね。
【堀内】 自由にやらせてもらえてるという感じはありますね。でも昔より、空回りしたことを引きずらないようになってる気もします。慣れたというか。いや、慣れちゃってもまずいとは思うんですけど(笑)。

■“芸人・ホリケン”のことを俯瞰で見てる

――芸人から離れて、一個人としては、普段、何をされているんですか?
【堀内】 テレビを見てゴロゴロしたり、寝たりするのが好きですね。もしかしたら、いろいろ(よからぬことを)考えなくて済むからかも。神経質なところもあるので。

――芸人・ホリケンと、一個人・堀内健の違いは感じられますか?
【堀内】 芸人のときと普段の僕は、性格とか違うのかな……? 芸能人は、ちょっと“公人”のところもある仕事じゃないですか。街を歩いていると、やっぱり気さくに話しかけられたりしますし。そういうときは、ちゃんとニコニコして応えます。以前聞いたことがあるんですけど、(明石家)さんまさんは、街中で写真を頼まれたら撮るらしいんです。それを知って、僕もちゃんとしなきゃなって思っています。

――プロであることを意識せざるを得ないわけですね。
【堀内】 僕個人のことだったら、今どういう風に見られているか考える必要はないんです。その違いなのかな。芸人・ホリケンを、俯瞰で見て意識することはあるかもしれませんね。自分を客観的に見るのは得意じゃありませんけど……。普段と芸能人、どちらかの比重が大きすぎても、あんまり楽しくならないんですよね。違いがあまりにあり過ぎても疲れちゃうような気もしますし。だから、自分では、「あまり違わないようにはしよう」と思っているんです。「そんなに使い分けなくても」って。それに職人っていえるほどに、何かを極めているわけでもありませんから。

――そんな芸能人・ホリケンを、堀内さんは、どんな人物と捉えてらっしゃいますか?
【堀内】 「雑タレント」ですね(笑)。『芸人』と自分でいうのもおこがましいし。「大雑把タレント」です。

――ファンは、その枠にはまりきらない“雑”な部分も楽しみにしていますよね。
【堀内】 いや〜、実は自分では腹八分目っていうか、やり過ぎないようにはしているつもりなんですけどね。僕はしつこかったり、同じことをずっとやっちゃうから。「最後までは行くな!」みたいな言葉もよく言われますし(笑)。

――では最後に、『なりたい自分にな〜れ!』を心待ちにしているファンの方にメッセージをお願いします。
【堀内】 今回、初めて鈴木砂羽さんとご一緒することもあり、僕もとても楽しみにしています。1時間半か2時間ぐらいの時間ですが、確実にパラレルな世界の扉を開けることができます。「結局なんだったんだ」と思われるかもしれませんが、少なくとも、その間だけは日常を忘れることができるはず。絶対楽しいので、とにかく観に来てください!

(文/衣輪晋一)



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