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葉加瀬太郎、盛岡の高校生と共演 「歌の絆」で復興祈る

 バイオリニスト・葉加瀬太郎、ピアニスト・西村由紀江、チェリスト・柏木広樹が30日、岩手県盛岡市民会館で行われた「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト 2016」に出演した。東日本大震災の時期に放送されていたNHK連続テレビ小説『てっぱん』OPテーマ「ひまわり」を演奏した葉加瀬は、震災関連の報道のため1週間休止したあと、東北のファンから「「ひまわり」をまた聴けることにどんなに勇気づけられるか」というメッセージをもらったと、特別な思い入れを告白。最後は県内の高校生と東北に向けた応援歌「With One Wish」で共演を果たした。

「復興支援音楽祭 歌の絆プロジェクト 2016」

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 今年の『歌の絆プロジェクト』のステージには、岩手県立大船渡・釜石・宮古の3高校の音楽部合同合唱団24人、岩手県立盛岡第四高校音楽部27人が参加。合唱はもちろん、手話やスカーフを使った振りをつけて、訪れた招待客を楽しませた。盛岡第四高校音楽のピアノを担当した田村綾菜さんは、「復興への長い道のりを必死に頑張っている人々がたくさんいるので、これからも『命の大切さ』や『身近な存在への感謝の気持ち』など、思いが届く演奏をしていきたい」と語った。

 被災地で精力的にコンサートを行ってきた西村は、震災でピアノを失った人々にピアノとその音色を届ける自身の活動について触れ、その活動を象徴する楽曲「朝日のあたる家」を、柏木のアレンジにより演奏。葉加瀬は「ひまわり」のほか、代表曲「情熱大陸」など6曲を演奏し、観客から手拍子が起こる場面も。フィナーレでは震災直後に葉加瀬が作曲した「With One Wish」で会場がひとつになり、復興に向けた強い想いが感じられるステージとなった。

 2014年より行われている復興支援活動『歌の絆プロジェクト』では、東北の復興を祈って、歌や踊りといった地元学生によるコンサートステージを行っている。2014年は宮城県仙台市、2015年は福島県郡山市で開催された。

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