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【ピクサーで活躍する日本人】『アーロと少年』キャラクターをかわいく見せる技術とは?

 恐竜アーロと人間の少年スポットの友情を描いたディズニー/ピクサーの最新作『アーロと少年』(公開中)。製作チームの中には日本人クリエイターも活躍しており、シミュレーションを担当した小西園子氏にインタビューを敢行。キャラクターをよりリアルに見せるために欠かせない小西氏の仕事の詳細や、思い入れのあるシーンを聞いた。

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 シュミレーションとは、キャラクターや物をよりリアルに見せるために、細かいディティールを施す技術のこと。『スター・ウォーズ』シリーズが好きで映画に興味を持ち、シカゴの美術大学で学んだ後、1994年にピクサーに入社。『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』に関わり、『アーロと少年』では、恐竜の皮膚の動きや少年スポットの髪の毛や服の動きなどを担当している。

――実写の『スター・ウォーズ』から、アニメーションの世界に入った理由は?

 『スター・ウォーズ』をリアルタイムで観た時にハン・ソロに首ったけになって、その時に「映画を勉強して、絶対アメリカに行くぞ」って決意したんです。アート学校に入った時にCGが波に乗り始めて、ビジュアルエフェクト(視覚効果)に興味を持ちました。

――『アーロと少年』での仕事について具体的に教えてください。

 恐竜たちの皮膚や筋肉の感触を出したり、スポットの髪の毛をホワホワにさせたり、スポットが腰に巻いているスカートに動きをつけたり、恐竜が踏んだ時の草木や芝の動きなどのシミュレーションを担当しました。草の場合は、恐竜に踏まれると沈み、足が離れるとゆっくり元に戻るように見せるんです。草木は、量が多かったので大変でしたね。場面によっては、激しく揺らしたり静かに揺らしたりしました。

 シミュレーションがあるのとないのとでは、映像が全く違うんです。恐竜たちの筋肉の動きも自然に見えますし、スポットがアーロの背中からポンポンポンッて降りるシーンも、スポットがアーロの皮膚を押すとプニュッてなるようにしています。そういう反動があるのとないのとでは全然違います。

――特に思い入れのあるシーンはありますか?

 スポットがクシュクシュッてお尻を振るシーンですね。かわいさを強調するために、動きを大げさにしたんです。最初にスカートを思いっきり揺らして、髪の毛の方にだんだん動きが伝わっていくというようにしました。

――ピクサーに入りたいと思っている日本人にアドバイスをお願いします。

 最近はテクノロジーも簡単になってきていますし、ハウツーものも充実していて自分で学べるようになっていて、向上心のある人は自分でどんどん勉強しています。また、コンピューターはあくまでもツールのひとつなので、逆に重視されてきているのは、ストーリーや絵コンテが書ける人だと思います。



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