21世紀に入ってから世界の映画界はファンタジー・ブームが続いている。2001年に公開された2つの大作映画、『ロード・オブ・ザ・リング』(日本では02年公開)と『ハリー・ポッターと賢者の石』が世界的に大ヒットしてからというもの、コンピュータ・グラフィックスをはじめとする最新の映像音響技術を駆使して、壮大な異世界の出来事が描かれてきた。 J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』を原作とし、ピーター・ジャクソンが監督・共同脚本を務めた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズは三部作として、01年から03年にかけて公開された。その後、前日譚にあたる『ホビットの冒険』も同じく三部作として12年から14年にかけて公開された。
2016/03/19