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Perfume、デビュー10周年を語る「続くと思ってなかった」

 人気テクノポップユニット・Perfumeが、広瀬すず主演の映画『ちはやふる』で主題歌「FLASH」を担当。日本を代表するアーティストとして海外でも活躍する彼女たちだが、下積み時代は長く、これまでの道のりは決して平坦ではなかった。メンバーはもちろん、家族すらも続くと思っていなかったと言うPerfumeが、デビュー10周年を改めて振り返った。

◆『ちはやふる』の主題歌が、本当に私たちの歌で大丈夫が、信じられなかった

――映画『ちはやふる』の主題歌をPerfumeが担当していますが、そもそも3人とも原作の漫画の大ファンだったそうですね。原作者の末次由紀さんもPerfumeのファンだったそうで、そもそもお互いに両思いであったと。
【一同】 嬉しかったですね!

――エンディングに流れる主題歌「FLASH」がより物語を印象深いものにしていますよね。
あ〜ちゃん】 そう言っていただけて本当にうれしいです。でも、実際に耳にするまでは本当に私たちの歌で大丈夫かな? って、まったく信じられなくて。エンディングで、すずちゃんの名前が下の句で上がってくるときにちょうどゆかちゃんの<は〜な〜のいろが〜>って歌が入ってきて、これは私たちの曲だって。
【一同】 (笑)

――Perfumeの楽曲であると認識できたと。改めて「FLASH」の聴きどころを教えてください。
【あ〜ちゃん】 「FLASH」は、最初はおしとやかでゆっくりと歌を詠んでいるような穏やかな雰囲気なんですけど、そこからサビになった途端、競技かるたをしているときの緊迫感、一瞬一瞬を戦っている千早の姿が浮かぶといいますか。
かしゆか】 研ぎ澄まされた空気感があるよね。
【あ〜ちゃん】 だから、聴くところによってギャップがすごいある楽曲だなって思いますね。しかも、サウンドに合わせて今回はダンスも結構激しくて。かるたをとるときの手の動きが取り入れられていたり、この映画だからこその振りであったり、3人が心をひとつに合わせていくことで踊りが完成していく、Perfumeだからこそのダンスパフォーマンスになったと思います。

◆10周年を迎えて、また新たな目標を作れたので走り続けていきたい

――ところで、昨年デビュー10周年を迎えられましたが、改めて今、思うことはありますか?
【あ〜ちゃん】 それ、初めて聞かれました。
【かしゆか】 今はアルバムのリリースを目前にしているので、次があるというのがすごく嬉しいですし、10年を経て、また新たな挑戦をこのアルバムでたくさんすることができたんです。今まではわりと歌モノの楽曲が多かったんですが、全体的にダンスミュージックといいますか、踊れるアルバムで、次のライブやこれからのパフォーマンスがさらに楽しみになっています。

――3人は10年間、常に挑戦を続けてきた、一歩先を突き進んできた開拓者という印象がありますが。
【あ〜ちゃん】 いやいや、そんな……恐れ多いです。
のっち】 そのときそのときで目標を掲げているので、3人で目の前のことに対して10年間必死に取り組んできたんですが、昨年10周年を迎えて、また新たな目標を作れたので、これからもその時々の目標に向かってひたむきに走り続けていけたらいいなって思います。

――ちなみに10年は長かった? あっという間でした?
【かしゆか】 10年前が「リニアモーターガール」と思うとすごい昔に感じるけど、
【あ〜ちゃん】 でも、5年前は今のスタイルになっているから、そんなに経っている気がしないかも。
【のっち】 そうだね。
【あ〜ちゃん】 10年前、確か仙台の生放送の番組で、「おばんです。今日の献立は何かな?」って、スリットの入ったサイバーな衣装で出ちゃって。今思うと、強烈(笑)……というか、失礼極まりなかったなって思うんです。衣装を買える予算も余裕もなかったし、テレビに出演させてもらえるだけでありがたくて。そう考えるとすごく長かったのかもしれないですね。昔はテレビに出たくても出れなかったので、ライブ中心に活動をやらせてもらってますって言っていたんですが、今はライブがやりたくて新曲を出して、新曲をたくさんの人に聴いてもらってライブに来てほしいからテレビに出るという感じで、何が一番やりたいのかが明快になりましたね。

◆今が一番楽しいし、一番幸せ、この状態がずっと続いたらいいな

――ぶっちゃけ話、10年間Perfumeは続くと思ってましたか?
【一同】 (間髪入れずに)思ってなかったです。
【かしゆか】 誰ひとり、メンバーはもちろん、家族ですら思ってなかったと思います。

――今や日本を代表する世界的アーティストですが。
【一同】 (即座に)いやいやいや〜。
【あ〜ちゃん】 恐れ多いです。いつ引きずり出されてもおかしくないですから。

――良い意味での危機感を持ち合わせていることも、足を踏み外すことなく、長く続けていくためには大事なことなんでしょうかね?
【あ〜ちゃん】 そういうことを意識しているというよりは、こんなに長くやらせてもらえて、Perfumeとしていさせてもらえるなんて、自分たち自身が何より信じられなくて。昨年より今、一昨年より今、5年前よりも今が一番楽しいし、一番幸せで、この状態がずっと続いたらいいよねっていうのと同時に、10年前には想像もできなかったことが今こうして叶っている現実を1つひとつ噛みしめながら、一瞬一瞬を精一杯生きないといけないなって。同じことを続けていくことは、実はすごく大変なことだったりします。でも、自分が信じたものを続けていくことの大切さを、私たちが夢をもらってきた、憧れてきたアーティストの方たちのように、Perfumeもみなさんに夢を与えられるような存在になれるように、これからも一生懸命頑張っていきたいと思っています。

(文:星野彩乃)



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