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オール阪神・巨人、『文部科学大臣賞』贈呈式で“漫才”披露

 漫才コンビのオール阪神・巨人が、芸術各分野において優れた業績を挙げた人物に贈られる『平成27年度(第66回)芸術選奨文部科学大臣賞』を受賞し、15日、都内で行われた贈呈式に出席した。受賞者代表としてあいさつを務めた二人は、持ち時間の3分を軽くオーバーしながら、見事な掛け合いで厳粛な雰囲気の会場を一気に笑いに包んだ。

『平成27年度 芸術選奨文部科学大臣賞』を受賞したオール阪神・巨人 (C)ORICON NewS inc.

『平成27年度 芸術選奨文部科学大臣賞』を受賞したオール阪神・巨人 (C)ORICON NewS inc.

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 冒頭から巨人は「我々のおしゃべりの持ち時間は3分ですが伸びます!」と予め宣言。阪神は「40周年記念公演に(明石家)さんまが来たんですが、こいつ(巨人)が発表前なのに(受賞を)言ってしまった。『ホンマでっか!?』って。それから言うんちゃうかなって心配だった」と暴露した。

 さらに阪神は「こういう大きな賞を獲ると自分を見つめなおします。いらんことしたらあかんとか…」のフリから巨人は「赤信号では必ず止まろうとか」とボケると、阪神は「それは普通です」とツッコミ。終始、自分たちのペースで笑いを起こしたが、最後に巨人は「せっかく同い年に受賞した縁がありますので、一緒に感動や勇気を与えて日本を励ましていってください」と受賞者に向かって力強く呼びかけていた。

 贈賞理由について文化庁は「上方漫才伝統のしゃべくり漫才で常にトップクラスの人気実績を持つこのコンビ、安易な東京進出を求めず、大阪に本拠地を置き、生の舞台が最も重要という信念の元、漫才の王道を歩き続けて40年。毎年の公演・高座数は400を超す」。

 「特に平成27年大阪・東京で行った『40周年記念公演「ふたりのW成人式」』はどこも超満員。客からのリクエストに応える即興漫才は、瞬時に『ボケ』と『ツッコミ』を転換する巧みな語芸で爆笑の渦を引き起こし、正に漫才の至芸と言うべきものであった」と説明している。


■芸術選奨・文部科学大臣賞18名と一組

【演劇】
ケラリーノ・サンドロヴィッチ(劇作家・演出家)/『グッドバイ』の成果
濱田めぐみ(女優)/『スコット&ゼルダ」ほかの演技

【映画】
芦澤明子(カメラマン)/『さようなら」『岸辺の旅』の成果
高屋齋(映画照明)/『龍三と七人の子分たち』の成果

【音楽】
児玉宏(指揮者)/『大阪交響楽団第196回定期演奏会』ほかの成果
中川善雄(邦楽囃子笛方)/『中川善雄 笛の会」の成果

【舞踊】
中村祥子(バレエダンサー)/Kバレエカンパニー秋公演「白鳥の湖」ほかの成果
藤間蘭黄(日本舞踊家)/バレエ・日本舞踊 夢の響宴「出会い」ほかの成果

【文学】
乙川優三郎(作家)/『太陽は気を失う』の成果
乃南アサ(作家)/『水曜日の凱歌』の成果

【美術】
林恭助(陶芸家)/「林恭助展」の成果
村上隆(アーティスト)/「村上隆の五百羅漢図展」の成果

【放送】
矢島良彰(プロデューサー)/『女たちの太平洋戦争』ほかの成果

【大衆芸能】
オール阪神・巨人(漫才師)/オール阪神・巨人40周年記念公演「ふたりのW成人式」の成果
松本隆(作詞家)/コンサート「風街レジェンド2015」ほかの成果

【芸術振興】
日比野克彦(アーティスト)/「六本木アートナイト2015」ほかの成果

【評論等】
亀井若菜(滋賀県立大学准教授)/「語りだす絵巻−『粉河寺縁起絵巻』『信貴山縁起絵巻』『掃墨物語絵巻』論」の成果
長木誠司(東京大学教授・音楽評論家)/「オペラの20世紀 夢のまた夢へ」の成果

【メディア芸術】
久保田晃弘(多摩美術大学教授)/「ARTSATプロジェクト」の成果

関連写真

  • 『平成27年度 芸術選奨文部科学大臣賞』を受賞したオール阪神・巨人 (C)ORICON NewS inc.
  • 贈呈式で漫才を披露し、観客を楽しませた (C)ORICON NewS inc.
  • 『平成27年度 芸術選奨文部科学大臣賞』の受賞者たち (C)ORICON NewS inc.
  • 『平成27年度 芸術選奨文部科学大臣賞』を受賞したオール阪神・巨人 (C)ORICON NewS inc.
  • 『平成27年度 芸術選奨文部科学大臣賞』を受賞したオール阪神・巨人 (C)ORICON NewS inc.

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