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松本清張ドラマは「信頼とチャレンジ」 テレビ朝日・内山聖子ゼネラルプロデューサー

 きのう12日に田村正和主演の『地方紙を買う女〜作家・杉本隆治の推理』が放送されたのに続いて、きょう13日は北川景子主演の『黒い樹海』(後9:00)がテレビ朝日系で放送される。2夜連続で松本清張原作のドラマスペシャルを企画した同局の内山聖子ゼネラルプロデューサーが、清張作品の魅力を語った。

――毎年のように松本清張原作のドラマを制作、放送されていますが、やはり人気があるということなのでしょうか?

【内山GP】松本清張先生とテレビ朝日のコラボレーションの歴史は長く、視聴者にも信頼されていると思うので、年に1回は必ず、と思っています。テレビを観てくださる方のことを考えると、すべての人がいつも新鮮なものばかりを求めているわけでもないと思うんです。年に1回くらいは清張作品らしいドラマを観たい方もいらっしゃる。そういう信頼に応えていくのも大事なことだと考えています。

――前回(2014年12月)の2夜連続スペシャルでは堀北真希さんと尾野真千子さんがそれぞれ異なる“悪女”を演じていました。今回の作品選定とキャスティングのポイントは?

【内山GP】米倉涼子さん主演で『黒革の手帖』をやった時、松本清張ドラマを米倉さんでやるんだという意外性で多くの方に注目していただきました。でも、いまの時代、斬新なことをすれば視聴者の方が振り向いてくれるほど甘くない。前回は“悪女”をテーマに原作を選び、結果的にNHKの朝ドラヒロイン対決のようになってしまいましたが、堀北さんと尾野さんにチャレンジしてもらいました。今回は、“旅情”をテーマに2作品を選びました。過去にも松本清張ドラマに主演して視聴者の皆さんの中にも信頼感がある田村正和さんをお迎えする一方で、松本清張初挑戦の北川景子さんをコラボレーションさせ、「信頼とチャンレンジ」でより多くの方に松本清張ドラマを楽しんでいただきたいと考えました。

――松本清張作品の魅力とは?

【内山GP】松本清張先生の小説は、主要人物の誰を主人公にしてもドラマになる。それによって全く違った色のドラマが作れるんです。第1夜の『地方紙を買う女』はタイトル通り、女が主人公のドラマとして何度も映像化されていますが、今回は“女”に巻き込まれる小説家の視点で描きました。どんな方向、角度から光を当てても、そこにできる影には、誰にでも思い当たる心の闇みたいなものがちゃんとある。そういう作劇ができる作家はそんなに多くない。ドラマの作り手として、清張先生の小説は興味が尽きないんです。

 13日放送の第2夜『黒い樹海』は、1960年に刊行され、清張作品の中でも“旅情ミステリー”の傑作と評される長編小説が原作。過去、映画を含め5回、映像化されている。6回目となる今作は、清張作品初挑戦となる北川を主演に迎え、設定を現代に置き換え、よりスリリングなストーリーに脚色されている。

 北川が演じるのは、たったひとりの身内である姉を不慮の事故で亡くした妹・笠原祥子。その死に疑惑を抱いた祥子が真相を探りはじめたところ、事件の鍵を握る人物が次々と不審な死を遂げていく。誰が敵で誰が味方かわからない恐怖の中、孤独な調査を進めた彼女がたどり着く、あまりにも衝撃的な結末とは!?



関連写真

  • テレビ朝日の内山聖子ゼネラルプロデューサー (C)ORICON NewS inc.
  • 3月13日放送、松本清張2夜連続ドラマスペシャル『黒い樹海』主演は北川景子、向井理、沢村一樹らが共演(C)テレビ朝日

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