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サンド富澤、震災から5年の思い 「まだまだ通過点」現状伝える

 宮城県出身のお笑いコンビ・サンドウィッチマン富澤たけし(41)が12日、自身のブログを更新。東日本大震災から5年、現状を伝えるとともに「5年だから何かが終わるとか何かが始まるわけではないし、被災地を見ればまだまだ通過点に過ぎません」と思いをつづった。

 きのう11日には「今年も気仙沼を歩き、安波山で黙祷してきました」という富澤は「実はあの日、我々が避難していた安波山のふもとの道を一本挟んだとこまで火災が来ていたそうです。そこで消防隊の皆さんが山火事にしてはいけないと自分の家が燃えていたり、身内の方が行方不明になっているのに命がけで火災を食い止めてくれていたことを知りました」と告白。

 さらに「実は震災前日の夜にロケの順番が変更になり、本来なら14時46分には岩井崎という気仙沼湾の最南端の海の目の前にいたかもしれなかった、ということ。辺りには高校くらいしか高い建物がなく、17メートルの津波が来た場所もしその辺りにいたらまわりに人もいなかったので、逃げるよりもロケを続けていたかもしれません」と明かした。

 「まだ知らないことも沢山あるに違いありません」と続けた富澤。「5年だから何かが終わるとか何かが始まるわけではないし、被災地を見ればまだまだ通過点に過ぎません」との思いを伝え「まだ何万人も仮説住宅に住んでる方がいますし、人口流出という問題が出てきています」など、さまざまな問題点を上げ、被災地の現状を伝えた。

 一方で「新しいスタートをきって歩き出している人や街もある」とも紹介。「震災をきっかけに気仙沼をはじめ被災地となった地名を知ったり、ボランティアや旅行で訪れてくれた方、そこから人の繋がりができて何度も来てくれたり、さらには住んでしまった!という方もます」。

 「気仙沼の魚屋さんは言います。『来てくれたら美味い魚もあるし必ず満足させる自信はある。聞かせろと言われれば震災の時の話もする。これからも色んなことを仕掛けてまずは来てもらえるようにしないとね!』」と代弁し「僕らもまだまだ伝えていかないと」と気持ち新たにつづった。

 そのほかにも、実際に被災地へ訪れることができない人たちに向け「映画や本もあるので正しく知ってもらうことが大事です」といい、福島第一原発の事故後、福島で苦悩しながら農業を続ける家族と東京の若者たちとの対話を描いたドキュメンタリー映画『大地を受け継ぐ』や、原発事故後、放射線の影響を分析し続けた物理学者と、未来を少し良くする方法を考える書籍『知ろうとすること。』(新潮文庫)などを薦め“今、自分にできること”を伝えている。

 富澤はこれまでにもブログを通じて、震災直後に命をかけて被災地で活動していた人々の体験本『津波をこえたひまわりさん〜小さな連絡船で大島を救った菅原進〜』と『家族のもとへ、あなたを帰す〜東日本大震災犠牲者約1万9000名、歯科医師たちの身元究明〜』などを紹介。そのほか、相方・伊達みきお、東北出身の芸人・マギー審司狩野英孝鳥居みゆきトミドコロらとともに“笑いで日本を元気にする!!”をテーマに『東北魂TV』(毎週日曜 後11:00 BSフジテレビ)に出演している。



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