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遊川和彦氏、今の阿部寛と天海祐希の夫婦役は「共感できる」

 脚本家の遊川和彦氏が映画初監督を務める『恋妻家宮本』(2017年1月公開)がクランクインを迎え、夫婦役を演じる主演の阿部寛天海祐希の撮影現場カットが24日、初公開された。遊川氏は「5〜6年前だったら、このふたりの夫婦役なんてリアリティがないんじゃないかと思いました」としながらも、撮影が始まると「あ、この夫婦なら共感できる、と思えるようになりました」とコメントしている。

 作家・重松清氏の小説『ファミレス』を原作に、遊川氏が脚本も手がける同作。撮影はファミレスを完全再現した千葉県のロケセットで1月17日にスタートした。初日を迎えた阿部、天海、遊川氏のコメントは以下のとおり。

【阿部寛コメント】
 遊川監督は脚本を書いていらっしゃることもあり、誰よりもその役と台詞をわかっている方なので、僕が演じたらやりすぎちゃうところも、監督の解釈で的確に演出をしてくださるので、この現場で迷うことは何もないんですよね。昨今の映画やドラマでは役者の演技は大きいところしか演出されないことが多いのですが、遊川監督は細部まできっちり100%演技の面倒をみてくれるので、非常に新鮮だし、楽しんでやらせて貰っています。

【天海祐希コメント】
 阿部さんと遊川さんを見ていると、すごく理想的な関係だなと思います。阿部さんは器が大きくて、純粋かつ素直に監督の指示を聞いて、自分なりに消化してお芝居に活かされる方ですし、遊川監督はこうやって欲しいっていうのを脚本家ならではの言葉で的確に伝えるので。遊川さん、監督向いてるかもな〜なんて思ったりして。
 この撮影で思ったのは、今回阿部さん演じる陽平に美代子が酔っぱらってのしかかるシーンがあるのですが、リハのときから全力で乗っていっても阿部さんがいい感じに腹筋で止めているんですよ(笑)。遠慮せずいっても腹筋で私の体重を支えてくださるので、頼りがいがあって全力でどーんと行けました。安心感がやっぱり違うんですよね(笑)。

【遊川和彦氏コメント】
 阿部さんは不思議な人で、すべてを素直に受け止めて、少年のように一回考えて咀嚼して演じる方です。失礼ですが、こんなに「一生懸命」という言葉が似合う人はいないです。この年になるとふつう一生懸命やる人はいないですからね(笑)。そこは人間的にも見習いたいです。天海さんは新しい刺激を与えるほどどんどん新しいものが出てくる人で、新しい刺激に対して今まで見たことがない芝居をどんどん出せる人だと思います。

 5〜6年前だったら、このふたりの夫婦役なんてリアリティがないんじゃないかと思いましたけれども、ふたりとも年齢を重ねて、そういうふたりが夫婦として、一生懸命がんばって、でも少し疲れたりして、順風満帆ではなくいろいろな苦労をしてきて、これからどうなるんだろうという不安なんかも隠しもせずやっていこうという姿にリアリティが出てきて「あ、この夫婦なら共感できる」と思えるようになりました。



関連写真

  • 阿部寛にのしかかる天海祐希。初公開された劇中カット(C)2017「恋妻家宮本」製作委員会
  • ファミレスのロケセットでのメイキングカット

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