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BL作品『同級生』、映画ランキング9位初登場 SCRでは1位

 20日に全国30館で公開された劇場アニメ『同級生』が、『全国映画動員ランキングトップ10』(興行通信社調べ)で初登場9位にランクインした。初週2日間で動員2万3445人、興行収入3440万6500円を上げた。90%以上が女性客。スクリーンアベレージ(SCR/1スクリーンあたりの興行収入)は114万3623円で、堂々1位だった。

劇場アニメ『同級生』(公開中)BL作品としては異例のヒットスタート(C)中村明日美子/茜新社・アニプレックス

劇場アニメ『同級生』(公開中)BL作品としては異例のヒットスタート(C)中村明日美子/茜新社・アニプレックス

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 同作は、思春期に揺れる少年たちのピュアなラブストーリーを描いた中村明日美子氏の漫画が原作。BLアンソロジーコミック誌『OPERA』で発表されて以来、その反響は広がり、中村氏の代表作となった。

 公開初日、原作者の中村氏、キャストの野島健児神谷浩史石川英郎、そしてサプライズゲストとして音楽を担当した押尾コータローが登壇する舞台あいさつ付きの上映はチケットが発売と同時に売り切れ、当選確率は10倍を超えるプレミアチケットとなった。

 2月14日の先行上映含めた累計動員数は2万4300人、興収3568万9000円(2月22日現在)。BL作品では異例ともいえる好スタートを切った本作は、テレビアニメ『おそ松さん』に続く、女性ファンが主導するヒット作品として名を残しそうだ。

 物静かで優等生の佐条利人(CV:野島)と、バンド活動に励む派手な草壁光(CV:神谷)。正反対の二人をつなぐ共通点は同じ男子校の同じクラスに通っている“同級生”ということだけ。そんな二人が、合唱祭の練習をきっかけに距離を縮めていく物語。

 アニメ化においては女性クリエイターが活躍。キャラクターデザインの林明美氏は、原作にある優美な男子像をすくいとり、原作ファンも納得の佐条と草壁を描いた。美術監督の中村千恵子氏は、手彩のタッチをつかい、感情が沸き立つ情景を見せる。本作で初監督を務めた中村章子氏が洗練されていながらも、ぬくもりを感じる世界にまとめ上げている。

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  • 劇場アニメ『同級生』(公開中)BL作品としては異例のヒットスタート(C)中村明日美子/茜新社・アニプレックス
  • 優等生の佐条利人(CV:野島健児)(C)中村明日美子/茜新社・アニプレックス
  • 友人とバンドを組み、ライブ活動を行っている草壁光(CV:神谷浩史)(C)中村明日美子/茜新社・アニプレックス
  • 劇場アニメ『同級生』(公開中)BL作品としては異例のヒットスタート(C)中村明日美子/茜新社・アニプレックス

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