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超異色対談 バイきんぐ・小峠、憧れの浅井健一を前に“キレ芸”封印?

 お笑いコンビのバイきんぐ小峠英二が、高校2年生の春にBLANKEY JET CITYの音楽を聴き、23年間憧れ続けているアーティスト・浅井健一SHERBETS)と超異色の対談が実現。「信じられないような夢みたいなこと」と、前日は嬉しさと緊張のあまり眠れなかったという小峠は、「あんまり上手く話せない気がする……」と萎縮。小峠といえば、誰かれ構わず噛みつく“キレ芸”に定評があるが、この日は憧れのアーティストが対峙するということで、終始緊張しっぱなしだった。

◆俺たちの音楽を好きでいてくれるなんて夢にも思わなかった(浅井)

──高校2年生の頃から、浅井さんの音楽を聴かれているそうですが、一番好きなところって?
【小峠】 いろいろあるんですけど、特に歌詞は誰も書けないというか、聴いたことのない言葉がたくさんある。あれは本当にオリジナリティがあると思いますね。

──浅井さんは、小峠さんおよびバイきんぐのイメージって?
【浅井】 バイきんぐって、テレビに出演され始めた頃から知っていて、まさかこの人たちが、俺たちの音楽を好きでいてくれるなんて夢にも思わなかった。すごくうれしいよね。
【小峠】 そう言えば、ネタでもコンビニの面接のコントで(曲を)使わせてもらっているものがあるんですけど、それがなぜかウケるんですよね。浅井さんの音楽を聴かないような人も。何かいいんでしょうね。そのフレーズが。

──小峠さんは、浅井さんの音楽に刺激を受けて、ミュージシャンになろうとは思わなかったんですか?
【小峠】 芸人になることは小学生くらいからの夢だったので。そこは変わらなかったですね。
【浅井】 そうなんだ。どの芸人さんを見て思ったの?
【小峠】 たぶん、小2の頃に見たザ・ドリフターズなんでしょうね。その後、ダウンタウンさんに憧れて。

──バンド経験は?
【小峠】 中学・高校の頃にはコピーバンドをやっていましたが、それでどうこうしようとは思わなかったですね。

◆「何て日だ!」を言いたくない瞬間もあったりするんです(小峠)

──今や「キレ芸」で大ブレイクの小峠さん。ネタでも浅井さんの音楽を使用しているとのことですが、浅井さんの作る音楽から刺激を受けている部分はありますか?
【小峠】 うん、確かにあると思います。できるだけ、誰も言っていないようなフレーズをコントのなかに取り入れようとか、考えるんですよね。それって、ベンジー(浅井)さんの綴るオリジナルな言葉から、刺激を受けているように思う。オリジナルな言葉に勝るものって、他にはない気がしますし。あと、思ったのが最新アルバムに収録の「Crashed Sedan Drive」でシャウトする部分あるじゃないですか。ベンジーさんのシャウトって、すごいんですよね。あの一発で、ゾクッとするというか。ギター弾きながらシャウトしている瞬間って、別格な気がするんですよね。
【浅井】 叫ぶのは、演技でするのってカッコ悪いじゃない? でも、ここで叫ばないかんって場面が、ライブにはあるじゃん? ……頑張って叫ぶけどね(笑)、叫べない日でも。叫びってバレる、その人の中身が。なぜかわからないけど。

──小峠さんも「何て日だ!」とか叫ぶ時は、いつも心の底から?
【小峠】 僕もベンジーさんのように、めちゃくちゃなフリがあった時など、言いたくない瞬間もあったりするんですけど、そういう時はダメですね(周囲の反応が)。やはり、本気で叫ばないと。

◆ネタがスベりそうな時は怒ればいいんだよ(浅井)

──浅井さんは、小峠さんのキレ芸に関しては、どういうイメージを?
【浅井】 (笑)。最高だと思うよ。次はやさしすぎるおじさんってのはどう?
【小峠】 ありがとうございます! 例えば、ライブでお客さんの反応がイマイチな時にやることってあるんですか?
【浅井】 昔はね、よくないライブの時は自分のテンションも下がっていって、ダメダメなまま続いていって、最後にはヤケクソになってしまったこともあった。でも“気持ちを変えたら運命は変わる”という言葉があって、本当にそうだなって。だから、たぶん(ライブを)やっとって“全然ダメだ”と思うのでなく、気持ちを前向きなほうに、「やったるがや」って思うといい。だから(ネタがスベりそうな時は)怒ればいい(笑)。
【小峠】 「何で笑わないんだ!」ってですか? 雰囲気さらに悪くなるでしょうが(笑)! よくないですよ(笑)。
【浅井】 お客さんに怒ったらダメだよ。でもさ、気持ちを変えて何とかするしかないんだよ。

──小峠さんは、すべって凍り付いた時の対処法ってあるんですか?
【小峠】 どうしようもないですよね。ずいぶん前なんですけど、ネタがスベりすぎて、空調の音が最初から聞こえていた状態で、さらにお客さんがトイレに立つ時に、鳴った膝の関節の音までも響いたことがありました(笑)。あれが人生で最もスベッた経験ですかね。

──今後ですが、小峠さんはSHERBETS(浅井さん)には、こんな音楽を作ってほしいというリクエストはありますか?
【小峠】 いや、ないですね。僕は、浅井さんがどういう音を作ってくださるのか、いつもドキドキしながら待っているので。

──逆に浅井さんは、小峠さんにリクエストはありますか?
【浅井】 どんどん笑わせてほしい。また、会うまでは熱い人だと思ったけど、話してみると好きなアメ車も一緒だったし、うれしかった。
【小峠】 僕の(浅井さんの)イメージ通りでしたね。しゃべり方とか、純粋で少年っぽいところとか。しゃべるリズムも想像どおりでした。

(文:松永尚久)



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