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再びドラマ化、清野とおる作品の魅力とは?

 テレビ東京が4月より松岡茉優主演の“フェイクドキュメンタリー”ドラマ『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』を放送する。

 原作は清野とおる『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』。清野自らが、「ポテトサラダの男」や「帰る男」といった一風変わった“おこだわり”を持つ人々に会いに行き、彼らのこだわりを聞いていくといった内容で、“おこだわり”の内容はもちろん、それに対して過剰に反応する著者のリアクションも同作の魅力だ。

 同じ清野作品をドラマ化した『山田孝之の東京都北区赤羽』で山下敦弘監督とともに「東京ドラマアウォード2015」で演出賞を受賞した松江哲明氏が、今作でも監督を務めていることから、同作に続く異色作の登場かと早くも大きな注目を集めている。

 なお、“東京都北区赤羽”はドラマとドキュメンタリーの中間の“モキュメンタリー”という形式で制作。今作では主演の松岡のほか、実生活でも松岡と仲の良い共演の伊藤沙莉も実名で登場し、架空のドキュメタリー番組のMCとして2人が“おこだわり人”たちを取材する姿をドキュメタリータッチで描いていくという。

 ここにきて原作が立て続けにドラマ化された清野とおるは、98年のデビュー後、しばらくヒット作に恵まれなかったが、日々の雑感などを個人ブログでアップするようになると、その視点の面白さや個性豊かな登場人物たちが話題となり、08年から、Bbmfマガジン『ケータイまんが王国』にて、『東京都北区赤羽』を連載開始し、単行本8巻を刊行。同シリーズは出版社を双葉社に移し、『ウヒョッ!東京都北区赤羽』として現在も連載中だ。

 清野作品に共通するのは、“市井の中に当たり前のようにある異常”を切り取る視点の面白さだ。清野作品の新刊が発売される度にサイン会を実施しているSHIBUYA TSUTAYAコミック売場の担当者はその魅力を、「普通の人の普通の暮らしも、清野先生の手にかかると、実は普通じゃない!こんなにも面白い!と笑ってしまいます。登場人物たちは、自覚なく、いたって普通に暮らしているはずなのですが…。ありふれた日常なんて、ないのかもしれないです」と語る。

 また、“東京都北区赤羽”のドラマ放映後、原作への注目も高まり、購買層も20代〜40代の男女を中心に認知が急速に広がっているという。

 2月19日には最新巻『ウヒョッ!東京都北区赤羽』第5巻、『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』第2巻も同時発売。同月27日にはSHIBUYA TSUTAYA地下1階コミック売場にて、サイン会も予定されている。比較的女性作家の活躍が目立つコミックエッセイ分野のなかで、男性作家・清野とおるが、ドラマの放映を受け、大きなブレイクポイントを迎えつつある。


「おこだわり」2巻&「赤羽」5巻同時発売記念 清野とおる先生サイン会
■サイン会日時:2月27日13:00〜
■会場:SHIBUYA TSUTAYA B1Fコミック売場
■整理券配布開始日:2月19日10:00〜
■対象商品:
1.発売日:2月19日発売『ウヒョッ!東京都北区赤羽』5巻(双葉社)
2.発売日:2月19日発売『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』2巻(講談社)
(問)SHIBUYA TSUTAYA 03-5459-2000

(コンフィデンス 16年2月22日号掲載)



関連写真

  • 『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』2巻/清野とおる/2月19日発売(講談社)
  • 『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』(2016年4月スタート 毎週金曜深夜0時52分〜1時23分 テレビ東京・テレビ大阪) に出演する松岡茉優 (C)『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』製作委員会

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