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月9『いつ恋』&『ニーチェ』出演中の浦井健治、テレビ界に衝撃「あんな恐ろしい体験は初めて(笑)」

 舞台を中心に活動し、実力派ミュージカル俳優としても高い評価を受ける浦井健治。今期の連続ドラマでは、月9『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)出演、『ニーチェ先生』(日本テレビ系)ではW主演と、ドラマシーンでの好演でインパクトを残している。下積み時代も長い浦井に、映像シーンへの進出と、新国立劇場での主演舞台『あわれ彼女は娼婦』などベースとなる舞台活動について聞いた。

◆どんな経験も何ひとつ無駄なことはない

――2000年にデビュー後、舞台を中心に実力派俳優としてご活躍されていますが、今期は連続ドラマにも2本出演。これまでの活動をいま改めて振り返ってみて思うのはどんなことですか?
【浦井】 この15年は、作品にも出会う人にも本当に恵まれていたと思います。ちょうど20代前半から30代前半は、人格的にも揺れ動く時期ですよね。この大事な時期に様々な人たちにたくさんのことを学ばせていただけたと思っています。それも「浦井にこの役をやらせたらどうか」と声をかけてくださる方々がいたからこそ。そう思うと、どんな経験も何ひとつ無駄なことはないし、すべてがかけがえのない財産になるんだと考えるようになりました。

――まったく新しいことに挑戦するのには、難しさを感じる人も多いと思うんです。
浦井 僕も最初はそうでした。でも、右も左もわからないからこそ、目にするものすべてが輝いて見えたし、それが新鮮で何をやっても楽しいと思えるようになってきたんです。壁にぶち当たったとしても、それに対してのアドバイスやダメ出しをしてくださる先輩は、本当に大切な存在だと思えるようになりました。

――浦井さんは、コミュニケーションを取るのがすごくうまいように感じるのですが、いかがでしょうか?
【浦井】 うまいかどうかはわからないですが、人が好きですね。以前からコミュニケーションを取るのは好きですが、最近になってその欲求がさらに強くなってきた気がします。というのも、書物や映像を観ることも勉強になるけれど、人と会って肌で感じるのとでは、体中に浸透していく濃度が違うように感じるんです。なので、人と接する機会があるのなら、喜んで足を運びたいと思っています。

――ネットニュースなどを見ていると、先輩からとてもかわいがられているキャラクターを垣間見て取れます。
【浦井】 ありがたいことです……というか、イジってくれるんですよ(笑)。そういった部分では、壁を作らず接してくれる方が多いので、すごく恵まれているなって思います。

◆好きなものとともに向き不向きもわかってきた

――30代半ばを迎えるいまになると、より自分のなかで好きなものが見えてきたと思うんです。
【浦井】 好きなものとともに、向き不向きもわかってきた気がします。最近は映像に参加させてもらうことで、瞬発力に長けている方にたくさんお会いします。そんな人たちと触れることで、舞台でも映像でも、どの場所に行ったとしても、よりお芝居に対して深みを感じるし、さらには歌も好きなんだって思うようになりました。

――そこがわかると、演技との接し方も変わってきますよね。
【浦井】 そうですね。各現場がすごくかけがえのない場所だし、愛おしい。最近では一瞬一瞬を大事にしなくてはいけないとすごく思うようになってきたんです。これは年齢のせいかな(笑)。

――(笑)そして昨年、映像の世界に入ってみて、どんなことを思いましたか?
【浦井】 映像はとにかくスピーディであり、役者が監督の意図していることをきちんと汲み取ることが必要になるので、とりわけ瞬発力が必要なんです。それをこなしている役者さんを見て、すごく勉強になりました。あと、映像の現場でも、舞台を通しての知り合いがたくさんいて、小日向文世さんが「舞台の浦井くん!」って話しかけてくださったりして(笑)、すごく心強かったです。映像を専門にされている方からは、「お客さんの前でいきなり演技をする舞台は僕にはできない」とおっしゃっている方もいて。足を踏み入れてみて初めて、舞台の良さと映像の良さ、両方を感じ取ることができました。

◆すべてが衝撃的…あんな恐ろしい体験は初めて(笑)

――W主演されているドラマ『ニーチェ先生』は、現場はとても楽しそうですね。
【浦井】 福田雄一監督の現場はいつも笑いが絶えないんです。出演者も、相手に笑いを求めていて、相乗効果でどんどん演技が膨らんでいきます。結果として6時間近くも早く撮影が終わったりと、すごく順調に楽しみながら撮影をすることができました。福田監督の作品って、俳優はアドリブで話しているのかと思われがちなのですが、セリフに関しては基本的にすべて台本通りです。そのなかでニュアンスや言葉尻で遊んだりすることはありますが、そういうところは舞台にも通じていて楽しいですね。

――現在は月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』にも出演されています。
【浦井】 すごく刺激を受けています。有村架純さん演じる音が勤める介護施設のパワハラ所長役です。組織のなかで板挟みになっているところもあって、今まで演じたことのない、なかなか考えさせられる役どころです。また、同じ時期にシチュエーションコメディ『ウレロ☆無限大少女』(テレビ東京系)にもゲスト出演させていただいたんですが、これがすごく刺激的な経験でした。朝から何度もリハーサルを重ねて、頭がフラフラの状態でお客さんを入れて1発勝負でやるんです。僕はあんな恐ろしい体験をしたのは初めて(笑)! ある芸人さんは、この数回のリハ中でセリフを覚えていくんです。舞台育ちの僕からするとすべてが衝撃的でしたが、それがすごくおもしろい結果を生むんですよね。僕は役者として常に新しい経験、発見をしたいと思っていますが、まさにそれでした。いくつになっても勉強になることはあるんですよね。

――そして、春先からは『アルカディア』があって、主演作『あわれ彼女は娼婦』と舞台が続きます。
【浦井】 『あわれ彼女は娼婦』は、共演させていただくのも老若男女に愛される蒼井優さん。兄と妹で恋をするという難しい役どころなんですが、楽しんで演じられたらと思っています。上演は6月で台本はまだですが、いまから稽古が楽しみです。
(文:吉田可奈)



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