タレントのビートたけしが12日、東京・六本木のEX THEATER ROPPONGIで行われた、お笑いライブ『タイタンライブ』20周年記念『TITAN LIVE 20YEARS anniversary』の2日目にスペシャルゲストとして出演。たけしは「立川梅春(ばいしゅん)」の高座名で客席に上がると「今日はタイタンのライブということで、爆笑問題から『(立川)談志師匠も(笑福亭)鶴瓶師匠も出たんだから、殿も出てください』と言われまして、散々ギャラのことでもめましたけど…」と照れ笑いを浮かべた。 自らの「暴力事件」や「バイク事故」での母親とのエピソードをマクラ(導入)に、立川談志も生前話していたネタに“たけし流”のアレンジを加えて、下町の温かさあふれる人情噺「人情八百屋」を披露。毒舌を封印して観客をぐっと引き込む落語を選んだことを「10秒に1回は笑わせないと気が済まないから、もうつらくてつらくて…」と後悔したが、舞台袖で聴いていた太田光は「いや、もう最高でしたよ。タイタンライブ20周年やってよかった」としみじみかみしめた。
2016/02/12