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【真田丸】長澤まさみ、現代劇のせりふで時代劇を演じる意義

■NHK 大河ドラマ『真田丸』(総合:毎週日曜 後8:00、BSプレミアム:毎週日曜 後6:00)

1月24日放送の第3回から登場したヒロイン・きり(C)NHK

1月24日放送の第3回から登場したヒロイン・きり(C)NHK

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 第3回(1月24日放送)から登場した真田家の重臣・高梨内記の娘、きりを演じる長澤まさみ。大河ドラマは『功名が辻』(2006年)、『天地人』(09年)に続いて3作目となる。今回の役どころは、堺雅人演じる主人公・真田信繁の幼なじみで、彼の波乱の人生に寄り添い続ける生涯のパートナー。「一年を通して、大河に携われるのがうれしい」と張り切っている。

 きりのせりふはまるで現代風で、振る舞いも現代の女の子そのもの。「あけすけな物言いで、現場の皆さんからは『戦国のヤンキーみたい』と言われています(笑)」。そして脚本を執筆する三谷幸喜氏からはこんなアドバイスをもらったという。

 「三谷さんからは、『現代劇のせりふで時代劇を演じるのがミソなんだ』と、言われました。時代劇のせりふに慣れていない若い世代の人たちも、きりの言っていることはわかるんじゃないかな。そこから興味を持ってもらう、入り口みたいな役割がきりにはあるのかな、と思っています」。

 きりが登場すると、時代劇としてなじんできた世界に、これまでと違う異質な要素が入ってきて、ちょっと目が覚めるようなところがある。

 「食べるシーンではよく食べ、しゃべるシーンでは夢中でしゃべる。序盤のきりはまだまだ子どもで、感情の赴くままに生きている感じを意識して演じています。堺さんは『きりは突拍子もない子で、かわいいよね』と言ってくださるのですが、信繁がお嫁さんに選ぶのはお梅ちゃん(黒木華)なんですよね」。

 信繁をめぐるきりとお梅との関係は、物語の本筋とは別の意味で見どころになりそうだ。

 「きりは信繁のことが小さい頃からずっと好きだったのだと思います。でも、本人を前にすると素直になれなくて。信繁が好きなのはお梅ちゃんだと気づくと、二人の仲を応援しちゃったりして。ヤンキーといってもそこは武家の娘として育てられた“行儀の良いヤンキー”なので(笑)。お梅ちゃんのことは…たぶんいい子だと思っているでしょうけど、内心はうらやましくて仕方ないはずです。(第3話で)信繁がお梅ちゃんに送った櫛(くし)は箱入りで、きりがもらったものとはすごい差がありましたもの(笑)」。

 それでも一途に信繁への思いを貫き、寄り添い続ける。「惚れた弱みで、信繁のために頑張ってしまうところがかわいらしい。そんなきりがどうやって信繁にとって大切な存在になっていくのか、私も楽しみですし、彼女の成長を丁寧に演じたいと思っています」。

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  • 1月24日放送の第3回から登場したヒロイン・きり(C)NHK
  • きり(長澤まさみ)は主人公・真田信繁(堺雅人)の幼なじみで、波乱の人生に寄り添い続ける(C)NHK
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