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不倫描く『ゲス会の女王』がTBSシナリオ大賞佳作に 著者も驚き「期せずして…」

 次世代を担う脚本家を発掘・育成するために開催された『第5回TBS連ドラ・シナリオ大賞』の授賞式が22日、東京・赤坂のTBS放送センター内で行われた。834通の応募の中から、佳作に選ばれた『ゲス会の女王』の著者で、フリーランスの編集者&ライターの井本智恵子さんは、キャッチーな作品名の意図を明かした。

『第5回TBS連ドラ・シナリオ大賞』佳作に選ばれた『ゲス会の女王』著者・井本智恵子さん (C)ORICON NewS inc.

『第5回TBS連ドラ・シナリオ大賞』佳作に選ばれた『ゲス会の女王』著者・井本智恵子さん (C)ORICON NewS inc.

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 同作は、結婚6年目を迎える38歳の女性が主人公。夫との“離婚”を決意するも、一刻も早く再婚相手を見つけるため、次の男を見つけてから離婚することを目的とした「ゲス会」活動を開始する…というストーリー。

 タイトル・内容の両面から、ベッキーゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不倫騒動を想起させるが、同作は昨年8月末時点で完成。井本さんは、女友達と行った六本木のお店でニューハーフが放った「ゲスアンテナ立ちました」との一言から着想を得て、作品を書き上げたといい「本当に期せずして、何か呼んじゃうんです…」と現実とのリンクに驚いた。

 自身も既婚者の井本さんだが、周りへの取材も総合した上で不倫騒動について「うーん、恋に落ちたら仕方がない。恋は理性を吹っ飛ばすものですからね…」と分析。『ゲス会』著者として、一連の報道はチェックしているそうで「LINEでの『せーの おやすみ』とか、恋愛初期症状でスゴいですよね。才能ですよね」と語った。

 夜の世界を取材していた経験を生かし、今後も“人間の裏の顔”や“人間のどす黒さ”に、スポットを当てた作品を書きたいと意欲を見せる。「人間には“昼”もあれば“夜”もある。夜の中にも、美しいものもあるんじゃないかと思う」と力強く語っていた。

 大賞は自営業を営む目黒啓太さんの『ライフ・タイム・ライン』、佳作には主婦・田中徳恵さんの『ゲンザイ』、そのほか5作が入選した。

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  • 『第5回TBS連ドラ・シナリオ大賞』佳作に選ばれた『ゲス会の女王』著者・井本智恵子さん (C)ORICON NewS inc.
  • 受賞者一同(C)ORICON NewS inc.
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