「田中麗奈にしかできないもの」を追求

■NHK総合・ドラマ10『愛おしくて』(1月12日スタート、毎週火曜 後10:00、連続8回)

 岐阜県の山あいの小さな町を舞台に、一人の男をめぐって、30歳の絞り染め作家とその師匠の60歳の女が争う三角関係を赤裸々に描く同ドラマ。主演は女優の田中麗奈(35)。コミカルな役からシリアスな役までこなしてきたが、甘いだけじゃない大人のラブストーリーも似合う年齢になった。本人も「田中麗奈にしかできないものを見せて、感じ取ってもらえるようになっていかなければ」と意欲的に語った。

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 今作で田中が演じる主人公・藤沢小夏は、母を亡くし、父に捨てられ、愛に傷ついた孤独なヒロイン。唯一の生きがいが絞り染めで、有松絞りの師匠・深浦怜子(秋吉久美子)に弟子入りするため、岐阜にある工房にやってくる。

 「小夏は(父に捨てられるなど)愛を失った複雑な心と過去を持つ女性。その影を引きずって、優しく生きられない。『馬鹿野郎』というせりふがあったり、何か屈折していたり、口数も少なく、一筋縄ではいかない主人公だと思いました」。

 物語は単なる三角関係の話というわけでもない。「やがて絞り染め作家としての才能を見出され、一躍表舞台に躍り出るサクセス・ストーリーでもあり、父と娘が絆を取り戻す話でもあり、複数の見どころがあります。いろいろな人とめぐり逢って、心を取り戻していく過程が、演じていても心地よかったです」。

 撮影は岐阜や愛知で約3ヶ月かけて行われ、田中は名古屋にマンションを借りて長期滞在した。「自炊しないと身体がもたないな、と思って。外食ばかりですと、栄養バランスが悪くなりがちで。自分で作ったものを食べるとほっとします。お掃除したり、お洗濯したり、家事をするのも自分にとっては大事な時間。オンとオフの切り替えができたほうが、仕事も集中できるんです」。

 子どもの頃から芸能界に憧れ、中学生の頃にはオーディションに自ら応募するような少女だった。女優になる夢をかなえ、そのまっただ中にいる。「作品に呼ばれて、役を演じるだけで、すごく楽しいし、幸せ。よりよい作品にするために、もっと自分にできること、表現できることを追求していきたいですね。今作の小夏のような複雑で刺激的なキャラクターに新しさや面白さを感じてもらえたら」と語っていた。



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  • 1月12日スタート、NHKドラマ10『愛おしくて』に主演する田中麗奈 (C)ORICON NewS inc.
  • 名古屋市緑区の有松地域で400年以上にわたり受け継がれている絞り染め「有松絞り」の情熱を注ぐ藤沢小夏(C)NHK
  • 小夏(田中麗奈)は師匠・怜子(秋吉久美子)とその恋人(吉田栄作)と三角関係に(C)NHK
  • 1月12日スタート、NHKドラマ10『愛おしくて』第1話より。絞り染めの師匠、怜子をたずねて岐阜県の山あいの小さな町にやってきた小夏(田中麗奈)(C)NHK
  • 1月12日スタート、NHKドラマ10『愛おしくて』第1話より。絞り染めの師匠、怜子(左/秋吉久美子)をたずねて岐阜県の山あいの小さな町にやってきた小夏(右/田中麗奈)(C)NHK
  • 1月12日スタート、NHKドラマ10『愛おしくて』第1話より。絞り染めの師匠、怜子(左/秋吉久美子)をたずねて岐阜県の山あいの小さな町にやってきた小夏(右/田中麗奈)(C)NHK
  • 1月12日スタート、NHKドラマ10『愛おしくて』第1話より。怜子(右/秋吉久美子)は弟子入りの条件を小夏(左/田中麗奈)に伝える (C)NHK

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