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アニメーション・スタジオ「ピクサー」30周年 世界巡回展が日本上陸

 『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』、昨年公開された『インサイド・ヘッド』に最新作『アーロと少年』(3月12日公開)など、数々の人気作品を世界に送り出しているピクサー・アニメーション・スタジオ。1986年、米カリフォルニアで、ジョン・ラセター、エド・キャットムル、スティーブ・ジョブズ(故人)らによって設立され、今年30周年を迎える。世界中を熱狂させてきたアニメーション・スタジオの創作活動にスポットライトをあてた『ピクサー展』が3月5日から5月29日にかけて、東京都現代美術館で開催される。

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 ピクサー作品の魅力は、コンピュータ・アニメーションという優れた技術だけによるものではなく、独創的なストーリーや魅力的なキャラクターの存在も不可欠。ピクサーには技術スタッフと同じくらい多くのアーティストやデザイナーたちが在籍しており、彼らはストーリーや映画のビジュアルなどを考える企画の構想段階で、手描きのドローイングや、パステル画、彫刻なども生みだしている。

 2005年にニューヨーク近代美術館でスタートし、世界を巡回した本展覧会では、ピクサーに所属するアーティストたちが創り出したドローイング、カラースクリプト、マケット(キャラクター模型)など多種多様なアートワークの数々を一挙公開。さらに、日本では、スタジオ設立30 周年を記念した新たな作品群も加わるという。

 世界初のフルCGアニメーション映画『トイ・ストーリー』(1995年、日本公開は96年)から『アーロと少年』まで、映画制作の源となったアートワーク約500点を公開。ピクサーがアニメーション制作で最も大事にしている「ストーリー」「キャラクター」そして「世界観」を、アーティストたちがさまざまな技法を使って表現した作品も展示される。

 そして、一番の見どころは、この世界巡回展のために特別に開発された2つのインスタレーション、「トイ・ストーリー ゾートロープ」と「アートスケープ」。ゾートロープは、円盤の上に配置されたウッディやバズといった『トイ・ストーリー』のキャラクターの立体フィギュアを暗闇の中で高速回転させ、それらをストロボライトで照らすことでキャラクターたちがあたかも生きて動いているように見せる装置。アニメーションの原理を体感できる。

 アートスケープは平面に描かれたアートワークを、デジタル技術を用いて三次元(3D)の動画へと変換し、幅10メートルを超える大型スクリーンに投影するインスタレーション。アートとテクノロジーの融合により生まれたこのインスタレーションは、見た人がまるでピクサーの世界に紛れ込んだような臨場感を楽しめる。

 前売り券は今月9日午前10時より販売予定(3月4日まで)。観覧料・一般1500円(1300円)、高校・大学生1000円(900円)/小・中学生500円(400円)、 ( )内は前売り料金。未就学児は無料。

■公式サイト
http://www.pxr30.jp/



関連写真

  • 世界中を熱狂させるアニメーション・スタジオ「ピクサー」の展覧会が3月5日から5月29日にかけて、東京都現代美術館で開催(C) Disney/Pixar
  • シャロン・キャラハン【カラースクリプト】『アーロと少年』(2015年) デジタルペインティング(C) Disney/Pixar
  • 【トイ・ストーリー ゾートロープ】木、アルミニウム、真鍮、スチール、ガラス、プラスチック、石膏 2005年(C) Disney/Pixar
  • ロバート・コンドウ(レイアウト:ジェイソン・カッツ、ジョン・サンフォード)【ビートボード:さよなら、アンディ】『トイ・ストーリー3』(2010年)デジタルペインティング (C)Disney/Pixar
  • ボブ・ポーリー【ウッディとバズ】『トイ・ストーリー』(1995 年)複製(マーカー、鉛筆/紙)(C) Disney/Pixar
  • ピーター・ソーン【スポットとアーロ】『アーロと少年』(2015年) 複製(鉛筆/紙)(C) Disney/Pixar
  • ルー・ロマーノ【カラースクリプト】『Mr.インクレディブル』(2004年) デジタルペインティング(C) Disney/Pixar
  • リッキー・ニエルヴァ【マイク:色彩の習作】『モンスターズ・インク』(2001年)マーカー、鉛筆/フォトコピー(C) Disney/Pixar
  • ハーレイ・ジェサップ(レイアウト:エンリコ・カサローザ)【カラースクリプトの習作:ラタトゥイユを作るレミー】『レミーのおいしいレストラン』(2007年) デジタルペインティング(C) Disney/Pixar
  • ラルフ・エッグルストン【遠足のシーンのパステル画】『ファインディング・ニモ』(2003年) パステル/紙(C) Disney/Pixar
  • 堤大介【モーメントペインティング:退学】『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013年) デジタルペインティング(C) Disney/Pixar
  • チップ・フース【ライトニング・マックィーン】『カーズ2』(2011年) マーカー、インク/紙(C) Disney/Pixar
  • ジェローム・ランフト【ヨロコビ】『インサイド・ヘッド』(2015年)ウレタン樹脂鋳造(C) Disney/Pixar
  • カラースクリプト:スティーブ・ピルチャー/ストーリーボード:エマ・コーツ、ブライアン・ラーセン【カラースクリプト/ストーリーボード:メリダのオープニングシーン】『メリダとおそろしの森』(2012年) デジタルペインティング(C) Disney/Pixar
  • ジョン・ラセター【ルクソー】『ルクソーJr.』(1986年) 複製(パステル/紙)(C) Disney/Pixar
  • リッキー・ニエルヴァ【ケヴィン、ダグ、ラッセル、カール】『カールじいさんの空飛ぶ家』(2009年) グアッシュ/板(C) Disney/Pixar
  • ロニー・デル・カルメン【ライリーと感情たち】『インサイド・ヘッド』(2015年)デジタルペインティング(原画〔鉛筆/紙〕をスキャニング)(C) Disney/Pixar

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