『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』、昨年公開された『インサイド・ヘッド』に最新作『アーロと少年』(3月12日公開)など、数々の人気作品を世界に送り出しているピクサー・アニメーション・スタジオ。1986年、米カリフォルニアで、ジョン・ラセター、エド・キャットムル、スティーブ・ジョブズ(故人)らによって設立され、今年30周年を迎える。世界中を熱狂させてきたアニメーション・スタジオの創作活動にスポットライトをあてた『ピクサー展』が3月5日から5月29日にかけて、東京都現代美術館で開催される。 ピクサー作品の魅力は、コンピュータ・アニメーションという優れた技術だけによるものではなく、独創的なストーリーや魅力的なキャラクターの存在も不可欠。ピクサーには技術スタッフと同じくらい多くのアーティストやデザイナーたちが在籍しており、彼らはストーリーや映画のビジュアルなどを考える企画の構想段階で、手描きのドローイングや、パステル画、彫刻なども生みだしている。
2016/01/06