アイドルグループ・ももいろクローバーZが12月31日、東京・豊洲PITで初の年越しライブ『第一回ゆく桃くる桃「笑顔ある未来」』を開催した。「行くぜっ！怪盗少女」を披露中に年越しを迎え、0時になった瞬間に百田夏菜子のエビ反りジャンプがピタリと決まる最高の盛りあがりのなか、ファンと一緒に新年を迎えた

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　かねてから「カウントダウンコンサートをやって、ファンのみんなと年を越したい」というメンバーの希望がようやくかなった。これまで年齢的な問題もあってなかなか実現できなかったが、最年少の佐々木彩夏（19）が高校を卒業したことで問題はクリア。3年連続で出場してきた『NHK紅白歌合戦』の選から漏れたことを受け、初の開催に踏み切った。

　ライブは午後9時からスタート。地上波（テレ玉）、BS（BS11）、CS（フジテレビNEXTsmart）で同時生中継され、Ustreamの『momocloTV』からも全世界に生配信。ニッポン放送の番組内でもライブの模様が流されるなど、さまざまなメディアを通じて会場の熱気が全国のファンに届けられた。

　オープニングは『年忘れロイヤルランブル〜ももいろトークセッション〜』と題したトークショーを実施。土田晃之がMCを務め、パネラーとして本広克行（映画監督）、武井壮（百獣の王）、村主章枝（元フィギュアスケート選手）、所十三（漫画家）、阿部真奈（女川さいがいエフエム・パーソナリティー）が登壇。ももクロと一緒に「2015年最も笑顔になれたエンターテインメント」「笑顔を届けるためにももクロがすべきこと」といったテーマを徹底討論。“尾木ママ”こと尾木直樹氏（教育評論家）も途中から加わり、トークに花が咲いた。

　さらに、笑福亭鶴瓶からVTRメッセージが届いたほか、事前収録された百田夏菜子と大リーグ・ヤンキースの田中将大投手のスペシャル対談の模様も公開。この映像を受けての討論も大いに盛り上がった。

　続いて『年忘れBIG対談』コーナーでは、加山雄三と玉井詩織、佐々木彩夏、有安杏果、高城れにが対談、「トリプルスリー」が2015年の流行語大賞に輝いた柳田悠岐選手（福岡ソフトバンクホークス）が“推しメン”の有安と「笑顔」について語り合う様子がVTRで流された。

　午後10時35分からは、いよいよ『ももクロカウントダウンライブfrom2015to2016』がスタート。ダウンタウンももクロバンドの生演奏をバックに、加山から直接リクエストされた「ピンキージョーンズ」、柳田選手のリクエスト「CONTRADICTION」、田中投手のリクエスト「走れ！」を含めた13曲を披露した。

　そして、14曲目「行くぜっ！怪盗少女」で年越しのカウントダウンがスタート。残り1分を切ったところでモニターに時間が表示され、ステージにはこの日のゲストが総登場。ちょうど年を越した瞬間に百田のエビ反りジャンプがピタリと決まり、会場は最高の盛り上がりを見せた。

　年が明けてもイベントは続き、次なるプログラムは『坂崎幸之助の「年の始めはフォーク村」』。フジテレビNEXTで放送中の『坂崎幸之助のももいろフォーク村NEXT』のスペシャルライブ版として“村長”ことTHE ALFEEの坂崎が登場。司会は玉井と飯塚悟志（東京03）が担当し、メンバーが番組で特訓してきたギターの腕前を披露したほか、坂崎村長がリクエストしたバラード曲をももクロが歌い、熱狂の年越しから一転、しっとりとした「歌い初め」となった。

　ももクロゆかりの芸人が総出演したお笑いライブを挟み、深夜2時過ぎに最後のプログラム『新春ロイヤルランブル〜ももいろ歌合戦〜』がスタートした。寺田恵子、篠原ともえ、松本明子、木村充揮（憂歌団）、榊いずみ、宮本笑里らゲストミュージシャンとコラボ曲を連発し、最後は出演者全員「あの素晴らしい愛をもう一度」を大合唱。長丁場の年越しイベントは大盛り上がりのなか、深夜4時すぎに幕を下ろした。