女優の樹木希林(72)が、宝島社の2016年企業広告「死ぬ時ぐらい好きにさせてよ」のモデルを務めたことが5日、わかった。広告のテーマは、平均寿命が世界一となり、「いかに長く生きるか」ばかりが注目される日本において、「いかに死ぬか」という死生観の尊重。樹木は「死は特別なものとして捉えられているが、死というのは悪いことではない。そういったことを伝えていくのもひとつの役目なのかなと思いました」と出演理由を語った。 同社は、これまでも多くの人々の記憶に残る企業広告を制作し、数多くの賞を受賞。樹木も過去作品を目にしたことがあったようで、「かなり記憶に残っています。それはすごいことだと思い、お受けしようと思いました」とオファーを快諾した。
2016/01/05