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中川大志、“カッコよく見えること”を目指したくない

 映画主演のほか連続ドラマに2本同時主演、さらには声優にも初挑戦と2015年は大躍進の年になった17歳の新鋭俳優・中川大志。多忙を極めたであろう1年間を振り返りながら、新たな年に向けての想いを明るくフレッシュに語ってくれた。

◆初主演を経て変わったことと変わらないこと

――2015年は、『映画ちびまる子ちゃん イタリアから来た少年』で初めて声優に挑戦しました。あらためて俳優として感じたことや気づいたことはありますか?
【中川】 声優と俳優はまったく別物だなと思いました。“演じる”という根本的な部分は同じですけど、現場でのやり方がまったく違うので、いい勉強になりました。声優の仕事は、自分自身の姿形と全然違う役を演じられるのが魅力だと思うんです。なので、次はおじいちゃんみたいな役もやってみたいです(笑)。

――声優以外にも、映画やドラマで初主演を果たしたりと大活躍でした。ご自身ではどう感じていますか?
【中川】 充実していて、あっという間の1年でした。主演という現場に立たせていただいたことで、仕事に向き合う姿勢も変わってきて。芝居をするうえでのスタンスは変わらないんですけど、やっぱり宣伝活動とかをするなかで、“作品の顔”という気持ちが強くなるじゃないですか。それもあって、作品への愛がより大きくなった気がします。現場でもチームを意識するようになって、自分のことだけでなく、全体の雰囲気を考えるようになりました。だからといって大きく行動が変わったわけではないんですけど(笑)、意識としては変わったんじゃないかなと思います。

――大きな成長ですね! 逆に“ここは直したい!”と思っていることは?
【中川】 待ち時間にすぐ寝てしまうところです(笑)。僕、ちょっとでも時間ができると、すぐ寝ようとするんですよ。横になるところがなくても、パイプ椅子を並べて寝たり(笑)。別に寝てもいいのかもしれないけど、顔が眠そうな感じになるし、髪の毛も崩れるし、あんまりよくないなって。もうちょっと有効な時間の使い方を考えたいです。

――2015年はすごく幅広い役を演じた1年でもありますよね。映画『通学途中』やドラマ『南くんの恋人』など、女子を胸キュンさせる役柄も新鮮でした。
【中川】 自分でも新鮮でした。こういう作品は女性が観るから、つねに女性の目線を意識して作っているんだなあと思って。ただ、僕は作品のなかで“カッコよく見えること”を目指したくないんです。カッコよさを意識してしまうと、できることとできないことが限定されて、芝居が狭くなってしまうので。だから、その役をどう表現するかを第一に考えて、結果としてカッコよく見えればいいなと思っていました。

――ということは、カッコよくない役を演じるのもOKですか? 髪型やビジュアルを大きく変えたり。
【中川】 そうですね。役に必要なことであれば、できるだけやれることはやりたいと思っています。

◆俳優として色がついてしまわないように…

――プライベートでは、2015年に始めたことや印象的だったことはありますか?
【中川】 前からの趣味ではあるんですけど、釣りによく行くようになりました。川釣りでブラックバスとかニジマスを釣ったり、釣り堀で鯉を釣ったり。友だちとショートムービーを撮ったりもしました。遊びなんですけど、みんなでちょっとした台本を書いて、撮影するのが楽しくて。僕はカメラが好きなので、撮影を担当しています。

――監督業にも興味があったりするんですか?
【中川】 すごくありますね! 前から裏方の仕事に興味があるので、いつか映像を作る側の仕事をしてみたいんです。

――2016年はどんなことがしたいですか?
【中川】 つねに新しい作品、新しい役にチャレンジし続けたいと思っているので、またいろいろな作品に携われればいいなと思います。俳優として色がついてしまわないように、観ている方のイメージをどんどん裏切っていきたい。それは今年に限らず、ずっと思っていることなんですけどね。変わり続けていくっていうのはいちばん難しいことなので、がんばらないといけないと思っています。

――プライベートでの目標はありますか?
【中川】 旅行に行きたいです。海外でも国内でも。夏はどこかの島でのんびり過ごすのもいいですね。友だちと一緒でもいいですけど、まだひとり旅をしたことがないので、挑戦してみたいです。いつかひとりで海外旅行にも行ってみたいです。

――今年は高校3年生になりますよね。高校最後の1年をどう過ごしたいですか?
【中川】 そう考えるとさみしいですね。当たり前だった学生生活が、当たり前じゃなくなるんだなって……。なので、友だちとの当たり前の時間を大事にしたいです。イベントとかも楽しんで、たくさん思い出を作ろうと思います。

――卒業後の進路も、もう考えていますか?
【中川】 考え始めています。でも、どんな道を選ぶにしろ、この仕事はずっと続けていくつもりです。
(文:加藤 恵)



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