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野村周平、いい意味で“適当”になった2015年の転機

 衝撃作『ライチ☆光クラブ』(2月13日公開)で主演を務める俳優・野村周平。月9ドラマ『恋仲』(フジテレビ系)の好演で脚光を浴びた2015年は、『愛を積むひと』をはじめ3本の映画が公開、衝撃の舞台『禁断の裸体』にも挑戦。2016年は、1月13日からスタートする連続ドラマ『フラジャイル』(フジテレビ系)のほか、2部作の大作『ちはやふる』や主演映画『森山中教習所』も待機中。作品ごとに多彩な表情を見せる期待の新鋭俳優に、新作映画の話とともに、2016年の抱負を聞いた。

◆どうやっても漫画のなかの人物にはなれない

――『ライチ☆光クラブ』では、主演映画『パズル』(2014年)以来、内藤瑛亮監督と2度目のタッグになりました。今回はどんなやりとりをして撮影に臨まれたんですか?
【野村】 内藤監督とやると、絶対血まみれになるんですよ! 血のりとかすぐつけるから(笑)。こういうグロいの好きなんだろうなぁって。撮影現場でも、ドギツいシーンを撮っているときほど楽しそうでしたし(笑)。『パズル』で1回やっているから監督のツボもわかりますし、今回撮影前に準備したことは、監督に言われた映画を観たくらいですね。

――本作のように、漫画原作の作品の場合は、どのように原作と向き合いますか?
【野村】 漫画をじっくりと読み込みます。漫画に答えが書いてあると思うので。漫画に寄せていく、ということではないんですけど……。実写ですから、どうやっても漫画のなかの人物にはなれないので、そこはある程度、見切りをつけてやっている感じです。

――9人の少年で結成された光クラブ。ゼラ役の古川雄輝さんをはじめ、同世代の俳優が顔を揃える現場の雰囲気はいかがでしたか?
【野村】 同年代がこれだけ集まる作品ってあまりないと思いますし、セッションしたり、みんなで高め合いながら演じていたなっていうのはあります。それぞれ役に入り込んで、キャラが立っていて、みんなすばらしかったと思います。見ていてうらやましかった。僕(が演じたタミヤ)は“普通の人”の役だったので。みんなが際立って、キャラを濃くしてくれたら、逆に僕が目立つなと思ったので、とことん普通でいようと思っていました(笑)。

◆自分自身が変わる転機になった2015年

――野村さんにとって2015年は、どんな1年でしたか?
【野村】 盛りだくさんでしたね。最初から最後まで怒濤の1年でした! いま何をやっているんだろう? って思うくらい仕事をしたから、逆に嬉しいくらい。いろいろな作品に出させていただきましたし、月9では嫌われ役でしたし(苦笑)。

――主人公の恋敵・蒼井翔太役を好演した月9『恋仲』の反響は大きかったですか?
【野村】 中高生を中心にティーンズがすごく気づいてくれるようになりました。男性からも街で声をかけられるようになって。

――第一印象の悪さから一転、後半、不器用な翔太の男気が明らかになっていくと、翔太派に回るファンが急増して、ドラマを盛り上げましたね。
【野村】 とことん嫌われましたけど、最後だけいいヤツになってよかったです。

――野村さんにとっても、愛着のある役だったんですね! 昨年とくに印象に残った作品はありますか?
【野村】 全部の作品がいい思い出です。すべてが楽しかったし。自分自身も変わった1年だったと思います。

――どんなところが変わったのですか?
【野村】 自分の心がオープンになって、現場のみんなとオープンな関係で話せるようになったというのが、いちばん変わったところです。いままではプライベートの友だちの方ばっかりだったけど、俳優の仕事もプライベートと同じくらい楽しめるようになったので。それが転機ですかね。

――どの作品がきっかけになったんですか?
【野村】 『ちはやふる』ですね。みんなでワイワイやっていたら、もういいや! ってなって。いい意味で適当になりました(笑)。

◆海外に行って新たなコミュニティを作りたい

――2016年は1月からさっそく連続ドラマ『フラジャイル』がスタートします。今年はどんなことに挑戦したいですか?
【野村】 もっといろいろな仕事をしたいです。ヒューマンヒストリー的な重い話もやってみたいとも思うし、キレイでオシャレな映像作品にも出たいです。光とかがきれいな世界観の作品に。例えばウォン・カーウァイとか。

――俳優として、いま手に入れたいものはありますか?
【野村】 自信かな。自分の芝居に対する。今より明確に、完璧に、いつでもいい顔をしていられるような自信がもっと欲しいなって思います。

――どうすれば、いい顔になれる、と?
【野村】 僕の考え方ですよ! やっぱり、自分がイケてる! 自分の芝居はうまい!! 自分はカッコいい!!! って思わないと、自信って出てこない(笑)。そのためには、それに見合った芝居をして“よし、いまイケてた!”って思えると、自信も出てくる。だから、いまいい芝居をしていたなという瞬間を、もっともっと増やしてくってことですね。芝居に対しての意気込みを増やしていった方がいいのかなと思っています。そういう感じでやっていって自信をつけたら、パーン! と弾ける感じになれるかなって(笑)。なかなか難しいんですけど。

――お忙しいなか、趣味のBMXは続けていますか?
【野村】 もちろん(笑)。やらないと! 体作りも含めてやっているので、仕事にもつながっていますし。BMXでストレスフリーにして、って意味でも、これからもずっと続けていきたいと思っています。

――大会などに参加する予定は?
【野村】 出たいんですけど、なかなか日程が合わないんですよね。でも今年は出たいと思っています。2016年は海外に行って、プライベートも仕事も含めて、新たなコミュニティを作りたいんです。自転車で回ったら、必ず友だちもできるし。やっぱりBMXを含めて自分のプライベートがあったから、いまの仕事もできていると思うから、そこは同じルートをたどって、2016年もマイペースでやれたらと思います。
(文:石村加奈)



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