1年の様々な事象を振り返る年末のテレビ番組。歌もまたそうした世の中の流れとともに振り返られるカルチャーであることから、通常放送とは異なり、多くの歌番組が企画され、オンエアとなる。こうした年末に放送される歌番組を観ていると改めて気づくことだが、そこには「生歌」とリップシンク、いわゆる「口パク」が相半ばして存在する。視聴者は、生歌を聴いてがっかりすることもあれば、口パクで処理されていてショックを受けるケースもあるだろう。それらがいわゆる「口パク是非論争」へと結びついているのだが、ここではそうした是非を検討するのではなく、どうしてこのふたつの表現方法が存在するのか、テレビにおける歌の表現の歴史に目を向けてみたいと思う。◆歌手は“歌”の表現者であり演者でもある

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