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又吉直樹、“女人禁制”の沖ノ島を訪問 世界遺産候補地

 今年7月、2017年の世界文化遺産の登録を目指す候補に、福岡県宗像市と福津市にまたがる「『神宿る島』宗像(むなかた)・沖ノ島と関連遺産群」(福岡県)が選ばれた。どんな“遺産”なのか。お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹と直木賞作家の西加奈子氏の出演でひも解いていく番組『又吉直樹 神の島を行く 〜宗像大社と出光佐三〜』がRKB・TBS系で13日(後3:30〜4:54)に放送される。

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 宗像・沖ノ島と関連遺産群は、沖ノ島(沖津宮)、沖津宮遥拝(ようはい)所、筑前大島の中津宮、宗像市の辺津宮、新原(しんばる)・奴山(ぬやま)古墳群の5つで構成。沖津宮、中津宮、宗像市の辺津宮の三社は、「宗像大社」と総称され、天照大神(あまてらすおおみかみ)の三柱の御子神・宗像三女神を祭っている。

 中でも九州本土から60キロ離れた玄界灘の真ん中にある沖ノ島は「神宿る島」として島そのものが信仰の対象となっている。周囲には島がなく、航海の目印として、嵐に遭った時の避難場所として、この海域の航海に従事していた人々にとってなくてはならない島だった沖ノ島。4世紀後半から朝鮮半島や中国大陸との交流が活発になると、交流の成就と航海の安全を祈って大規模な祭祀が行われるようになった。島内で見つかった祭祀跡からは銅鏡や金製指輪、中国唐時代の陶片などが出土しており、そのうちの8万点あまりが国宝に指定され「海の正倉院」とも呼ばれている。

 しかも沖ノ島は、現在も厳格な禁忌によって守られており、沖ノ島で見たり聞いたりしたものは、一切口外してはならない「不言様(おいわずさま)」とも呼ばれている。「一木一草一石(いちもくいっそういっせき)たりとも持ち出してはならない」、そして、理由は定かではないが「女人禁制(にょにんきんせい)」など、多くの謎を秘めたスポットとしても注目を集めているのだ。

 今回、又吉が単身、沖ノ島へ。上陸前には全裸になって海中で心身を清める「禊(みそぎ)」を体験。さらに、原生林の奥深くに「黄金谷」と呼ばれる巨大な岩が連なる峡谷を目指した。人がほとんど踏み込んだことがない黄金谷では、古代の文化財が手つかずのままになっており、今回、テレビ史上初と思われる映像を撮影することに成功。

 西氏は、沖津宮の妹神を祀る筑前大島を訪れ、玄界灘に雄飛した古代の海人族をしのび、その故地を歩きながら地元の女性たちと交流した。

 番組では、宗像大社と深いつながりがあった出光興産の創業者、出光佐三氏についても触れる。日本の石油産業の発展に一生を捧げた佐三氏が、“和”を尊ぶ日本的な概念や、「“八百万の神”を崇める日本人には寛容さがある。これは日本人が持つ誇るべき特性」「日本人にかえれ」と語った言葉などを紹介し、沖ノ島に対する信仰との共通点を見出し、思いを馳せる。



関連写真

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  • 古代ペルシャから伝わったカットガラスを見る西加奈子(宗像大社神宝館).JPG
  • 12月13日放送、RKB・TBS系『又吉直樹 神の島を行く 〜宗像大社と出光佐三〜』に出演する芥川賞作家の又吉直樹(C)RKB
  • 12月13日放送、RKB・TBS系『又吉直樹 神の島を行く 〜宗像大社と出光佐三〜』に出演する芥川賞作家の又吉直樹(C)RKB
  • 12月13日放送、RKB・TBS系『又吉直樹 神の島を行く 〜宗像大社と出光佐三〜』に出演する芥川賞作家の又吉直樹。埋まったままの古代の祭祀土器にびっくり(C)RKB
  • 12月13日放送、RKB・TBS系『又吉直樹 神の島を行く 〜宗像大社と出光佐三〜』に出演する芥川賞作家の又吉直樹(C)RKB

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