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“二宮和也月間”が開幕 出演映画&ドラマ3連発

 きのう12日、映画『母と暮せば』の劇場公開が始まった。「男はつらいよ」シリーズで知られる山田洋次監督の作品で、女優の吉永小百合二宮和也が演じる母と息子の物語だ。この作品を皮切りに、TBS系で放送される年末スペシャルドラマ『赤めだか』(28日 後9:00)、フジテレビ系で放送される新春スペシャルドラマ『坊っちゃん』(来年1月3日 後9:00)と、“嵐の――”というより、“俳優の――”と呼ぶべき二宮の出演作が集中する。

 『母と暮せば』は、1948年8月9日。長崎で助産婦をして暮らす伸子(吉永)の前に、3年前に原爆で亡くしたはずの息子・浩二(二宮)がひょっこり現れるところから始まるファンタジー。

 映画化もされたヒロシマがテーマの名作戯曲『父と暮せば』と対になる作品として、井上さんが『母と暮せば』というタイトルで長崎を舞台に作りたいと願ったものの結局かなわなかった物語。終戦から70年の節目を迎えた今年、山田監督が作家・井上ひさしさんの遺志を継いで「どうしても遺したい」と作り上げた。

 ハリウッド作品(クリント・イーストウッド監督の『硫黄島からの手紙』)の出演経験があり、演技の評価も高い二宮だが、彼の人柄の良さに魅了された共演者・スタッフの話もよく聞く。

 『母と暮せば』では、吉永が「二宮さんとは初めて会ったその日から、もしかしたら本当に自分の息子なんじゃないかと思うくらい、寄り添って演じることができました」とたびたびメディアで語っている。撮影中、カットがかかった後に思わず二宮のことを抱きしめてしまったこともあったといい、「あんまりすてきなお芝居だったので」と照れ笑い。

 山田監督も「小百合さんも浩二の役に二宮さんが決まったと聞いたら、何度もよかったと喜んでくれて、いいキャスティングができたというよりは、この二人じゃなかったら成り立ってないんじゃないかと。時として恋人に見えるような甘さ、そういう独特の母子の物語になり得ているのではないかと思います」と満足げに語っていた。

 『赤めだか』は、現在、『下町ロケット』(TBS系)にも出演している落語家の立川談春が、2011年11月21日に亡くなった異端の落語家・立川談志師匠の人となりと、その一門を弟子である自身の目線で描いた自伝的エッセーが原作。談春役を二宮、談志役をビートたけしが演じる。

 キャスティングが決まり、若き日の自分を二宮が演じると知った談春は「二宮さんと何年か前にご一緒したおり、お若いのに地に足のついたといいますか、芯の強さを感じ、その細やかな気づかいに驚きました」とコメントし、「私自身が意識していない“談春像”を作り上げ、その冷静で的確な観察眼」を絶賛していた。

 そして、新年明けて3日には『坊っちゃん』が放送される。亡くなってから来年で100年という節目を迎える明治の文豪・夏目漱石。「親譲りの無鉄砲で子供のころから損ばかりしている」という一文で始まる『坊っちゃん』は、発表から100年以上経った今なお、多くの人を魅了してやまない漱石の代表作の一つだ。

 時は明治、住み込みの女中から「坊っちゃん」と呼ばれている青年が主人公。短気で暴れん坊だが、嘘が嫌いで直情型の正義感を持つ型破りな江戸っ子の坊っちゃんが、四国は松山の旧制中学校に数学の教師として赴任し、そこで生徒や同僚の教師、学校外の松山の人々とぶつかり合い大暴れする、笑いあり涙ありの痛快なストーリーを描いていく。

 今作のプロデューサーを務めるフジテレビドラマ制作センターの長部聡介氏は、二宮の主演が発表された際に、「今、坊っちゃんが持つヤンチャで自由で破天荒だけれど憎めないというキャラクターを演じられるのは“永遠の少年”、二宮さん以外にはありえません」とコメント。「国民的アイドルであり、日本を代表する俳優である二宮さんが、日本の国民的小説である坊っちゃんを演じてくれることにとても大きな期待」を寄せていた。

 ジャンルも舞台となる時代も異なる3作品で、境遇も性格も異なる人物を演じている二宮。3週間という短期間に集中して観ることによって、改めて知る、新たに気づく、“俳優・二宮和也”に期待していきたい。



関連写真

  • 嵐・二宮和也が出演する映画&ドラマが目白押し。映画『母と暮せば』(上映中)(C)2015「母と暮せば」製作委員会
  • TBS系年末スペシャルドラマ『赤めだか』は12月28日放送(C)TBS
  • フジテレビ系新春スペシャルドラマ『坊っちゃん』は2016年1月3日放送(C)フジテレビ

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