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たかみな、運営入り完全否定「外部の人間としてアドバイスを」…インタビュー【3/3】

■『リーダー論』著者:AKB48高橋みなみロングインタビュー【3/3】
卒業日が決まった心境と、これからの道

ORICON STYLEのインタビューで本音を語った高橋みなみ (C)ORICON NewS inc.

ORICON STYLEのインタビューで本音を語った高橋みなみ (C)ORICON NewS inc.

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――昨年12月8日の劇場9周年公演で卒業発表し、ほぼ1年かけてようやく卒業日が来年3月28日に決まりました。かなり延びましたね。

【高橋】1年前に言ったのに、どこにもぶつけようのない気持ちでした(苦笑)。福岡の握手会(11月23日)で発表されるまでは私自身も卒業の日程が見えていなかったので、正直どうしようと思っていたんですけど、3月26・27日に卒業コンサート、3月28日に卒業公演と発表されたので、年内で一度AKB48の活動は一区切りしますが、走り続けたいなと思います。

――12月9日発売のラストシングル「唇にBe My Baby」で約10年ぶりに単独センターとなりましたが、久しぶりに真ん中に立った気分は?

【高橋】やっぱりセンターはやりたくないなと思いました(笑)。これをずっとやってきた前田敦子大島優子、それを受け継いだ(渡辺)麻友ちゃん、さっしー(HKT48指原莉乃)は大変だなと。最後のシングルでセンターをやらせていただいて、しかも、まさかの王道アイドルソング(笑)。みんなに背中を見せられるのはよかったなと思うんですけど、もうこれで大丈夫です(笑)。

――Type-Dのカップリング曲「背中言葉」が卒業ソングとのことですが。

【高橋】キャプテンや総監督という意味では、背中を見せてきたのかなと。1番はほぼ私が歌っていて、私がメンバーにあてた言葉。2番はメンバーから私にあてた言葉というふうに、かけあいになっています。ちょっとこれは泣かずに歌える自信がない(笑)。終始号泣で、どんな曲かわからず終わるパターンが目に見えているので、歌い慣れておこうと思って今から家で練習しています。秋元さんからは「すごくいい曲ができたよ」ということだけ言われました。

――派生ユニットのノースリーブス(高橋、小嶋陽菜峯岸みなみからなる3人組)がデビュー7周年を迎えたとのことですが、卒業後も継続?

【高橋】まあ、ゆるやかに(笑)。2年半以上リリースしていなくて、くだらない話ばかりしているラジオ(ニッポン放送 毎週日曜『ノースリーブスの週刊ノースリー部』)でしか活動していないユニットですけど。それだけでいいんです、私たちは。初めにできた派生ユニットで、最後まで生き残るというまさかのパターン(笑)。この3人ってそういう宿命なんだなと。

――高橋さんは最後の1期生として、10周年を見届けて卒業するつもりだったようですね。

【高橋】完全にそのプランでした(笑)。前田敦子が卒業したころに考え始めました。でも総監督だから10周年がメドかなと。多分そこまでには小嶋も峯岸も決断しているだろうと思っていたのですが、私が最初に卒業するとは(笑)。「すまんが先に行くぞ」という感じですけど、残る者のつらさというのは身にしみてわかるんです。同期がいなくなることの寂しさ、プレッシャーも。みぃちゃんはチームのキャプテンで、守るべき後輩メンバーたちがいっぱいいるから大丈夫だと思うんですけど、小嶋さんは孤独になってしまうのではないかとすごく心配しています。誰か助けてくれ〜(笑)。

――年明けからはソロ活動を本格化するとのことですが、2013年4月にソロデビューし、今年4月8日の誕生日にソロコンサートをやったきりです。

【高橋】そのコンサートで新曲を披露したんですけど、まだリリースしていないという(笑)。どうしてもその歌手活動よりグループの活動を優先していたので、私のファンの方はもどかしかっただろうと思うんです。放置プレイしすぎているので、まずは自分のファンの方を喜ばせたいというのが一番です。それが私にとっても幸せなので。あとは歌だけではなく、AKB48で学んだ、誰かのために何かできることがあるという精神を受け継ぎながら、何が自分にできるかを考えながらやっていきたいです。

――ソロ第1弾の特典映像で秋元康プロデューサーの作詞講座がありましたが進展は?

【高橋】本当にすばらしいプロデューサーであり、作詞家の秋元さんのそばにいる間に、学ばなきゃいけないことはたくさんあるなと思います。詞を秋元さんに見せることがすごくプレッシャーなんですけど、すぐに見てもらえる立場にいるので学ばなきゃと。

――拡声器をペンに持ち替えて…。

【高橋】アハハ(笑)。しゃべってまとめるのが得意なんだから、作詞にも挑戦したらって言われるんですが、もともとが勉強が得意ではないので、ペンを持つということが無理(笑)。どうします? 突然、私が甘々なラブソングを書いたら(笑)。“エーッ!? 絶対そんな恋愛経験してないじゃん! それじゃない、それじゃない”って言われかねない(笑)。

――卒業発表後の「755」では、『卒業した後もグループに今足りない大人達とのコミュニケーションや意思を伝える事は私もやっていきたい』と書いてありましたが、運営入りの可能性は?

【高橋】それは全然ないですね。それをやっちゃうと本当にファンの方を悲しませるので。ソロ活動をするために卒業するので、自分のために力を使いたいし、新しい時代を作る子たちに任せます。ただ、横山由依が誰に言えばいいかわからないことがあれば、それはつないでいかなきゃいけないし、外に出てからじゃないとわからないこともたくさんあると思う。卒業生として、メンバーに迷惑にならない程度に、ぼそぼそっとアドバイスをしたいと思います(笑)。

――現時点でやり残したことはありますか?

【高橋】正直なくて。本当に自分をほめてあげたいんですけど、10年間頑張ったなという自負があります。

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