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『海難1890』が好スタート 田中光敏監督「積み重ねる力は奇跡を起こす」

 和歌山県串本町樫野崎沖で遭難したトルコ軍艦エルトゥールル号の史実などを題材にした日本・トルコ合作映画『海難1890』が5日、公開初日を迎え、和歌山県内の映画館での観客動員数は6247人、興行収入が689万1300円を記録。和歌山県内で今年公開された全映画の中で初日の実績がいずれも1位を獲得する好スタートを切った。

 同作は、海難事故に遭ったトルコ軍艦エルトゥールル号への日本人による海難事故救援と、トルコ人によるイラン・イラク戦争時の在イラン日本人救出という、両国の絆を象徴する二つの出来事を描いたストーリー。内野聖陽忽那汐里らが出演し、興行収入10億円突破が見えてきた。

 6日にはジストシネマ和歌山で田中光敏監督が舞台あいさつを行い、「日本の映画界では、人気テレビドラマやベストセラー小説・漫画原作のものが主流ですが、こうやって和歌山で実際にあった事実が、日本とトルコの国家プロジェクトにまでなって、映画化するというのは、日本・トルコ両国の映画史上あり得ない事で、それは一重に多くの方々の賛同、協力があったからです」と感謝。

 満席となった300人の観客を前に「今回、積み重ねる力は奇跡を起こすと、そう感じました。その中でも一番すごいのは、125年前にトルコ人を救った和歌山の名もなき方々の本当の善意です。その善意があったから、国と国とを結びつけました。今は、負の連鎖が起こっている現代だからこそ、是非、日本中の方々にこの作品を観ていただきたいです」と呼びかけ、10年かけて作り上げた映画への想いを語った。



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  • 300人の観客を前に作品への思いを語った

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