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黒沢清監督、4度目タッグの西島秀俊は「濁りがない」 『クリーピー』撮影現場公開

 『第15回日本ミステリー文学大賞』新人賞を受賞した前川裕氏の原作小説を西島秀俊(44)主演で実写化した映画『クリーピー』(来年6月公開)の撮影現場がこのほど、公開された。同作でメガホンをとった黒沢清監督(60)が合間に取材に応じ、自身の作品に10年ぶり、4度目の出演となる俳優・西島について「あれだけいろんな役をやっていても、驚くべきことに濁りのようなものがない」と印象を語った。

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 同作は、ある夫婦の日常が“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく恐怖を描いたサスペンス・スリラー。黒沢監督の教え子で、『東南角部屋二階の女』で長編監督デビューを果たしている池田千尋氏と脚本を共同執筆し、映画オリジナルの衝撃的な展開を紡ぎ出すという。

 元刑事の犯罪心理学者を西島、その妻を竹内結子(35)が演じ、そのほか川口春奈(20)、東出昌大(27)、香川照之(50)、藤野涼子(15)、笹野高史(67)らが共演する。

 黒沢監督が西島とタッグを組むのは、中編作品『蟲たちの家』以来10年ぶり。映画やドラマなどでさまざまな役を演じてきた西島について「以前と変わっていない、クリアな感じだった。40代半ばに差し掛かってある種の濁りが出てきているかと思った」と驚いたようで、監督作『CURE キュア』などで主演を務めた俳優・役所広司の名前を出して「役所さんに代わる次の40代の刑事を西島くんに…って思っていたけれど、こっちが年をとったせいもあって若者にしか見えない。それが彼の魅力でもある」と実感を込めていた。

 撮影は、8月1日からクランクインし、約1ヶ月間にわたり東京及び関東近郊にてオールロケで撮影。この日は黒沢監督初となるドローンを使用しての空撮も行われ、「おもしろいですね。いろんなやり方があったけれど、クレーン車を持ち込むわけにはいかないし。ドローンが確実だった」と満足げな様子。

 小説の映画化は「原作では過去になっていることを現在形に置き換えることが醍醐味というか、難しいところでもある」といい、「悪意と平穏な善意に満ちている日常が激突する瞬間は撮っていて興奮しますし、エンターテインメントとして楽しく見られる」と話していた。



関連写真

  • 映画『クリーピー』撮影現場の模様。(左から)黒沢清監督、西島秀俊、香川照之 (C)2016「クリーピー」製作委員会
  • 真剣な表情の西島秀俊 (C)2016「クリーピー」製作委員会
  • 映画『クリーピー』に出演する竹内結子、黒沢清監督 (C)2016「クリーピー」製作委員会
  • 映画『クリーピー』 (C)2016「クリーピー」製作委員会

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