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『ゲゲゲの女房』松下奈緒、水木さんを追悼「大好きなお父ちゃんが…」

 『ゲゲゲの鬼太郎』で知られる漫画家の水木しげるさんが30日、多臓器不全のため東京都内の病院で死去した。93歳だった。訃報を受け、水木さんと妻の武良布枝さんを描いた朝ドラ『ゲゲゲの女房』(2010年)に主演した女優の松下奈緒が、追悼コメントを寄せた。

松下奈緒(2010年8月「ゲゲゲの女房」クランクアップ時撮影) (C)ORICON NewS inc.

松下奈緒(2010年8月「ゲゲゲの女房」クランクアップ時撮影) (C)ORICON NewS inc.

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関係各位

水木しげるさんの突然の訃報に深い悲しみでいっぱいです。

私はNHK朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の撮影が始まる前に、水木プロダクションさんにお伺いさせて頂いた際に初めて水木先生と奥様にお会いさせて頂きました。
その際に水木先生が「まあ気楽にやってください」と優しくお声を掛けていただいたこと、奥様が何度も「ね、お父ちゃん」と言い、先生を気遣いながら隣で微笑んでお話して下さって、本当になんて素敵な御夫婦なんだろうと思ったことを今でも覚えています。

ドラマではありましたが、水木しげるさんと出会うことが出来、一生を共にされている奥様・布枝さんを演じさせて頂くことに、お二人にたくさんの勇気を頂き、そしてこんなに素敵な御夫婦を演じさせて頂けたことはこれからも私の宝物です。

まさか大好きなお父ちゃんが…
当時を思い出すと涙が溢れてきます。

天国でも大好きな漫画を描き続けて頂きたいです。
ご冥福を御祈りいたします。

松下奈緒

 同作では、松下は布枝さんをモデルにした村井布美枝、その夫で水木さんをモデルにした村井茂は俳優の向井理が演じた。

 水木さんは1922年、鳥取県境港市生まれ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征、爆撃を受け左腕を失うも復員後紙芝居画家となり、その後、貸本漫画家に転向。代表作に『河童の三平』『悪魔くん』など。1991年に紫綬褒章、2003年に旭日小綬章などを受章。2010年には文化功労者にも選ばれている。

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