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浜田ばみゅばみゅ、再び“ミリオン歌手”再来なるか?

 ダウンタウン・浜田雅功が、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日本テレビ系)の企画から誕生した“浜田ばみゅばみゅ”としてCD「なんでやねんねん」を発売することが発表され、その楽曲と衝撃のビジュアルが話題を集めている。名前の通り、ファッションや世界観が人気歌手・きゃりーぱみゅぱみゅを想起させるアイドルで、きゃりーを手掛ける音楽プロデューサー・中田ヤスタカ(CAPSULE)、アートディレクター・増田セバスチャン氏が参加するなど、完璧な布陣。浜田と言えば、過去にも小室哲哉、槇原敬之といった大物プロデューサー、歌手と組んでCDを大ヒットさせている。“ヒット歌手・浜田雅功”の再来となるか?

■お笑い芸人としては異例のダブルミリオン記録

 ダウンタウンと言えば、『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)、現在は特別番組として不定期で放送されている『HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP』(フジテレビ系)など数々の番組でMCを務める一方で、『ガキ使』では体を張った企画なども行い、ベテランでありながら現役感も持っている稀有なお笑いコンビだ。浜田は俳優として数々のドラマに主演したり、松本は映像監督として注目を集めたりするなど、ともにマルチな才能を発揮しているのは周知の通りだ。

 中でも、浜田の“歌手”としての実績は輝かしく、錚々たるクリエイターとコンビを組み、数々のヒットを生み出してきた。『HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP』をきっかけに誕生した音楽プロデューサー・小室哲哉との音楽ユニット“H Jungle with t”では、シングル「WOW WAR TONIGHT〜時には起こせよムーヴメント」(1995年3月15日発売)が累積売上213.5万枚のダブルミリオン(年間ランキング2位)、続く「GOING GOING HOME」(1995年7月19日発売)も126.0万枚を記録。お笑い芸人のシングルCDとしては異例の2作連続ミリオンヒットとなった。

 このほかにも、『人気者でいこう!』(テレビ朝日系)で共演していた奥田民生プロデュースによるシングル「春はまだか」(1997年12月12日発売)、小室同様に『HEY! HEY! HEY! MUSIC CHAMP』で作曲依頼したことから実現した槇原敬之プロデュースによる“浜田雅功と槇原敬之”名義のシングル「チキンライス」(2004年11月17日発売/作詞は相方の松本が担当)などを発売。いずれも週間ランキングでTOP10入りし、20万枚近い売り上げを記録しており、名プロデューサーがついているものの浜田自身を“ヒット歌手”と呼んでも過言ではないだろう。

■浜田雅功が歌う曲はなぜヒットするのか?

 こうした楽曲のヒットには様々な要因があるが、一番大きいのはやはり人気テレビ番組をきっかけに大物プロデューサーとのコラボレーションが実現していることだろう。「作ってくださいよ〜」という番組での何気ない要望から実際のプロデュースに至るという、ある意味“シンデレラストーリー”とも言えるデビューまでの過程を、視聴者が見ていること。そのストーリーの軸となるのは、もちろん、お笑い芸人である浜田を、誰もが知る著名な音楽プロデューサーがシンガーとして本気でプロデュースするというギャップだ。

 また、浜田自身の人柄から連想してクリエイターが歌詞に投影するのだろうが、彼と同世代の人々に響く等身大の内容を歌っていることも大きい。浜田は決して秀でた歌唱力があるわけではない。しかし、どこか不器用な歌声だからこそ、言葉が真実味を帯びて伝わってくるし、何でもない言葉に哀愁を持たせ、共感を呼び、最後には余韻を残す。「なんでやねんねん」も、“中田節”とも言える、意味があるのかどうかわからないフレーズの繰り返しがメインだが、芸人仲間などから見聞きする普段の浜田の姿を想像しながら聞いていると、言葉のひとつひとつがリアルに思えてくるから不思議だ。

 今回、浜田の歌手としての活躍を知る30代以上が反応していることはもちろん、ビジュアル面で増田セバスチャン氏が加わり、徹底的に作り込まれた世界観を提示したことで、若い世代にも“可愛い”と注目を集めている。『ベストアーティスト 2015』出演もあって、その中毒性の高いサビのフレーズが幅広い世代にインパクトを残した様子。浜田ばみゅばみゅは再び音楽ランキングに爪痕を残すことができるか? CDが売れなくなったと言われる時代に、どれだけ売り上げを伸ばすことができるか、注目が集まる。



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