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玉森裕太、初主演映画は反省ばかり 「もっとレベルを上げたい」

 人気グループ・Kis-My-Ft2玉森裕太が初主演し、実写映画初出演となる西内まりやがヒロイン役を演じることでも話題の『レインツリーの国』(11月21日公開)。まっすぐな想いを“言葉”が紡ぐ珠玉のラブストーリーに向き合ったふたりに、俳優として、個人として感じたことを語り合ってもらった。そのなかでは、西内の発言に対して、玉森が男性の視点をフォロー?弁解?する一幕も。

◆素直なところが僕と正反対(笑)

――関西出身の伸(しん)こと伸行と、感音性難聴のひとみの恋を描く本作。関西弁の青年と、ハンディキャップのある女性を演じてみて、難しいと思った部分はありますか?

【玉森】 伸は思ったことをハッキリと素直に伝える人なんですけど、そういうところは僕と正反対(笑)。僕は怒ることもそんなにないし、テンションがすごく上がることもあまりないので、自分のなかでエンジンをかけないと演じられない部分が多かったですね。そういう意味では、関西弁にすごく助けられました。関西弁で話すことによって、自然とテンションが上がったので。

【西内】 私は、どちらかというと頭で考えるより、感情が先に出てしまうタイプなんです。でも、ひとみは考えを頭で整理しながら言葉を発していくし、なおかつ耳が聞こえにくいので、一つひとつの会話にゆっくり対応していて。なので、普段の自分ならすぐに反応してしまうようなことでも、いったん抑えて、丁寧に……と意識しながら演じるのが難しかったです。

――伸はひとみに積極的にアプローチして、コンプレックスを持ったひとみの心を開こうとします。そんな姿をどう思いましたか?

【西内】 ひとみは伸さんと一緒にいたいけれども、自分のせいで伸さんを悩ませてしまうなら離れなければいけないっていうもどかしさを持っているんです。でも、伸さんは「そんなわけないでしょ」と言って、ハンディキャップのことを勉強して、向き合ってくれる。その姿がすごくまっすぐで、ひとりの人としても、女性としてもうれしいと思いました。

【玉森】 僕は、伸がひとみさんに「髪を切ろう」と言って、自分の実家の床屋に連れていく一連のシーンがすごく好きでした。不安なのがわかるから手をつないでみたり、そういうところがなんかいいなって。

◆優しさを感じてうれしかった

――伸がひとみの服を選んであげるなど、かわいらしくてキュンとするシーンもたくさんありました。個人的に“いいな”と思ったのは?

【玉森】 一緒に買い物したり、たこ焼きを食べて“おいしい”を共有したりするのは、すごくいいなと思いましたね。そんな普通のなにげないことが普段ないぶん、特別に感じました。

【西内】 買い物のシーンは、ひとみが試着して伸さんに見せるたびに、伸さんが「いいと思うよ」って言うのがおもしろかったです(笑)。もうちょっと「これにしよう」とか「少し長いかな?」みたいな意見があってもいいのに、どれを見ても「似合ってる」って言うから笑ってしまって。でも、優しさを感じてうれしかったです(笑)。

【玉森】 だって、どれを着ても全部いいから(笑)。

――女性が自分好みの服を着てくれるのってうれしいのでは?

【玉森】 僕は“自分の好きな服を着ればいいじゃん”って思ってしまうほうなので……(笑)。

【西内】 私も自分で選んで、好きなものを着たいっていうのはあるけど、好きな人が「いいね」っていうものを着たい気持ちもありますよ。だから「好きな服を着ればいいじゃん」って言われるとさみしいかな(笑)。

【玉森】 なんか悪いヤツみたいになってしまったのでフォローしますけど(笑)、人を好きになるのってそこじゃないなと思って。全部受け入れて好きになれたら、服装とか髪型とかメイクとか、そういう細かいところは気にしないってことです!

◆これって一生なのかもしれない

――本作で、玉森さんは映画初主演、西内さんは映画初出演を果たしました。撮影を終えて、感じたことはありますか?

【玉森】 お芝居ってすればするほど本当に難しくて、もちろんそのときは100%の力でやるんですけど、思い返すと反省ばかり。もっとレベルを上げたくて、勉強したり、いろいろな作品を観たりはするけど、自分は何が得意なんだろうって、やればやるほど考えさせられます。でも、これって一生なのかもしれないですね。逆にそういう気持ちがなくなってもダメなんだろうなって。

――得意なことや、これから挑戦したいことは見えてきているんですか?

【玉森】 得意なことは、ぜんぜん見えてくる余裕はないです(笑)。挑戦したいのは、まったくしゃべらずに、表情だけで表現するような役ですね。すっごく難しいんだろうなって思うので。

【西内】 私は、この作品ですごく繊細な感情表現だったり、人生のなかで生まれるいろいろな感情を勉強できたので、またこういういままでにない役に挑戦したいと思いました。そのためには、もっと自分の感性を育てて引き出しを増やさないといけないので、感情をどんどん動かして、いろんな経験をしていきたいなって。お芝居は、役の体と人生を借りて何かを伝える仕事だと思うので、自分の言葉で表現する歌手の仕事とは違うけれど、自分のなかではどこか共通していて。役を演じる上でも、やっぱりそれは“自分”が基準になっているので、自分自身の感性を育てていかなければと思っています。
(文:加藤恵)



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