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トム・ハンクス&スピルバーグ監督、ベルリンプレミアで2ショット実現

 映画『ブリッジ・オブ・スパイ』(来年1月8日公開)のインターナショナルプレミアが13日(現地時間)、物語の舞台となったドイツ・ベルリンで行われ、スティーヴン・スピルバーグ監督、主演のトム・ハンクス、共演のエイミー・ライアン、セバスチャン・コッホらが出席した。

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』のインターナショナルプレミアに登場した(左から)スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス

映画『ブリッジ・オブ・スパイ』のインターナショナルプレミアに登場した(左から)スティーブン・スピルバーグ監督、トム・ハンクス

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 同作の舞台は、アメリカ合衆国と旧ソビエト連邦が世界を二分して対立し、一触即発の冷戦状態にあった1950〜60年代。ジェームズ・ドノバン(ハンクス)は、保険の分野で実直にキャリアを積み重ねてきた弁護士だったが、ソ連のスパイの弁護を引き受けたことをきっかけに、世界の平和を左右する重大な任務を委ねられる。それは、東西に分裂していたベルリンに赴き、自分が弁護したソ連のスパイと、ソ連に捕えられたアメリカ人スパイの交換を成し遂げることだった…。

 3つのアカデミー賞に輝くスピルバーグ(『シンドラーのリスト』:93年/作品賞・監督賞、『プライベート・ライアン』:98年/監督賞)、2つのアカデミー賞を受賞したハンクス(『フィラデルフィア』:93年/主演男優賞、『フォレスト・ガンプ/一期一会』:94年/主演男優賞)が『ターミナル』(04年)以来、11年ぶり4度目のタッグを結成。さらに脚本を担当するイーサン&ジョエル・コーエン兄弟も『ファーゴ』(96年)で脚本賞、『ノーカントリー』(07年)で作品・監督・脚色賞を受賞しており、同作も本年度アカデミー賞の本命作品と期待されている。

会場となったウーファ・パラスト・アム・ツオーは、1919年に開業された歴史ある映画館。この日は約1500名の観客がレッド・カーペットを取り囲み、世界各地からのマスコミも150名以上が取材に訪れた。

 同作にかかる期待について、スピルバーグは「アカデミー賞は同業者に認められるという映画界一の栄誉です。授賞式にいるだけで名誉なことです。今は1年のうちで最もエキサイティングな時であり、またナーバスな時です。ただ、私はあまりあてにしない様にはしているがね」と話す。ハンクスも「オスカーについてはどの作品でも全く自信を持つことはできない。一か八かの賭けのようなものだから、期待することができるものではないんだよ」と、2人とも謙遜気味に語った。

 ハンクスは、4度目のタッグを組むスピルバーグ監督について「彼の作品では、ロボットやエイリアンを扱ったものが最高だと思われているようですが、彼のベストは人間を扱った題材なんです。この映画は『シンドラーのリスト』や『アミスタッド』、そして前作『リンカーン』といった作品に匹敵するものです。人間が驚異的な状況を切り抜けていく様を描くスピルバーグ監督の能力は、他の惑星からやってきたエイリアンを描写する彼の能力と同じくらいすばらしい」と絶賛していた。

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