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hide最先端ライブにファン涙 22年前の構想実現

 最新鋭の立体視映像表現技術を駆使し、あたかも舞台上に演者が存在するかのように見える世界初のライブホログラフィック専用の常設劇場『DMM VR THEATER』が、神奈川県横浜市にオープン。その第1弾コンテンツとして、X JAPANのギタリストでソロアーティストのhideを起用したホログラフィックライブ『hide crystal project presents RADIOSITY』の初日公演が23日、行われた。

hideを起用したホログラフィックライブ横浜公演の全貌が明らかに

hideを起用したホログラフィックライブ横浜公演の全貌が明らかに

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 9月に行われた“プロローグ”公演では、ショーの一部のみが公開されていたが、この日は完全版の本公演初日。ホログラフィックによるバンドに続いてhideがステージに現れると、会場は大歓声に包まれた。

 代表曲「ピンク スパイダー」や「ROCKET DIVE」、2014年に“奇跡の新曲”として発表された「子 ギャル」や「ever free」など全9曲を披露。プロローグ公演を遥かにしのぐ圧巻のスケール感でパフォーマンスされ、ペンライトを振りながら泣き出すファンが続出した。

 最先端9.1chサウンドシステムが採用され、臨場感あふれるサウンドにも観客は大興奮。縦横無尽にhideがステージを駆け回る奇跡の光景を目の当たりにし、ライブハウスさながらの熱狂ぶりとなった。

 同劇場は、Zeppホールネットワーク、相鉄エージェンシー、DMM.futureworks、ローソンHMVエンタテイメントの4社からなるシアターVR有限責任事業組合が運営。「究極のフォトリアル」実現を目指して世界トップクラスの3DCG技術を使用し、拡大しても本物と見間違えるような肌の質感や髪の毛までCG上で実現した。

 hideの動きの表現には「フェイシャルマッチング」と言われる技術を採用し、CGモデルの動きに合わせてキャプチャしたフェイスをマッチングすることで、複雑な表情の変化を表現している。

 93年当時、hideが「CGで完璧なヴィジュアルアーティストを作って、俺はいつのまにかフェイドアウトして、でも、『hide』って名前でやっていくの。いつのまにかすり替わってんの。もちろん、音楽は俺が作るの」と話した構想が、22年の時を経て、ついに実現した。

■「DMM VR THEATER」
所在地:神奈川県横浜市西区南幸2-1-5
定員:385名
開業日:2015年9月11日

関連写真

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  • ホログラフィックの原理
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