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ジョージ朝倉氏の『溺れるナイフ』実写映画化

 人気漫画家・ジョージ朝倉氏の『溺れるナイフ』が実写映画化され、来年秋に公開されることが明らかになった。監督は、2012年のデビューからミニシアター界をざわつかせてきた26歳の新鋭監督の山戸結希(やまと・ゆうき)氏が務める。

 原作は、『別冊フレンド』(講談社)で04年10月〜13年12月に連載され、コミックス全17巻の累計発行部数は140万部以上。10代の少年少女特有の剥き出しのナイフのような激しい心と心のぶつかり合いを描き、広く共感を呼んだ。

 物語は、東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽が、ある日突然、父の故郷である浮雲町(うきぐもちょう)に引っ越すことになるところから始まる。東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽だったが、土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取りである長谷川航一朗(コウ)に出会い、強烈に惹かれていく。

 まだ何者でもなく、何者にでもなれると感じる「10代の一瞬間(=全能感)」の謳歌、挫折、そして再生を、夏芽とコウを通して、激しくもはかなく、そして美しく描かれる壮大なラブストーリー。

 映画化発表にあたり、朝倉氏は「実写映像化できないような漫画にしようと思って描いていたので、なんともいろいろドキドキが止まりません。山戸監督を信じて、お家で正座で待ってます。よろしくおねがいします」とコメントを寄せた。

 山戸監督は、上智大学哲学科在学中に撮影した処女作『あの娘が海辺で踊ってる』(12年)が東京学生映画祭で審査員特別賞を受賞。2作目となる短編『Her Res〜出会いをめぐる 三分間の試問3本立て〜』は12年のぴあフィルムフェスティバルに入選。14年3月、人気ガールズ・ダンス&ボーカルグループ、東京女子流を主演に迎えた『5つ数えれば君の夢』で商業デビューを果たす。同年、中島哲也監督の『渇き。』でヒロインを務めた小松菜奈の内面に迫ったメイキング『わたしは私を探しています。』を演出して話題に。今年は乃木坂46の11thシングルに収録される西野七瀬のソロ曲「ごめんね ずっと…」の音楽ビデオを演出するなど、若手監督の1人として注目されている。

 原作が「ずっと大好きでした」という山戸監督は「尊敬するジョージ朝倉先生に、映画化して心から良かったなと思っていただけますよう、もちろん俳優さんのファンの方たちにも喜んでいただけますよう、そして10年間、溺れるナイフを大好きで居続けた女の子たちに恥ずかしくない映画を撮れますよう、精一杯力を尽くさせていただきます」と意気込み語っている。



関連写真

  • ジョージ朝倉原作の『溺れるナイフ』実写映画化(C)ジョージ朝倉/講談社
  • 監督は新鋭の山戸結希氏を起用(C)ジョージ朝倉/講談社

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