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セカオワからmiwaへ Nコン課題曲制作者発表

 シンガー・ソングライターのmiwaが、来年度の『第83回(平成28年度)NHK全国学校音楽コンクール』(Nコン)の「中学校の部」の課題曲を手がけることが12日、発表された。『Nコン』は、全国10万人の小中高校生が参加する日本最大規模の合唱コンクール。『Nコン』の課題曲は、毎年、著名な詩人や作曲家、シンガー・ソングライターが書き下ろしており、今年度の「中学校の部」ではSEKAI NO OWARIによる「プレゼント」だった。

来年度のNコン課題曲(中学校の部)を手がけることになったmiwa

来年度のNコン課題曲(中学校の部)を手がけることになったmiwa

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 miwaは、2010年にメジャーデビューして以来、伸びやかで透明感のある声、そして元気になれるフレーズがちりばめられた歌詞などから10代〜20代を中心に人気を集め、高校サッカー選手権のテーマソングや東日本大震災関連の復興ソングなどを手がけた実績もある。今月9日から始まったEテレの小・中学生向けドキュメンタリー番組『オン・マイ・ウェイ!』(Eテレ)ではナビゲーターに抜てきされた。

 『Nコン』事務局では、起用理由について「miwaさんに『Nコン』課題曲を制作していただくことで、多くの若い世代の人たちに元気と勇気、そして“生きる力”を伝えていきたい」としている。

 miwaは「私も中学生のとき校内合唱コンクールに参加して、合唱のすばらしさを感じました。いまでもそのとき歌った曲を聴くと、涙が出るくらい印象に残っています。皆と気持ちを通わせて歌ったことは、とても大切な思い出です。きっと同じような気持ちで歌っている中学生の皆さんの心に寄り添うような課題曲を制作したいと思っています」とコメントを寄せている。

 来年度の課題曲のテーマは「力 ちから」。子どもたちがたくましく生きていくための「力」。仲間と心をひとつにして歌うことで、楽しく生きる「力」を身につけてほしい。子どもたちの歌声が「力」となり、明るい未来を切り開いていってほしい。その「力」を聴く人にも届けてほしい。そんな願いを込められている。

 小学校の部で作詞を担当するのは、日本を代表する絵本作家の一人、荒井良二氏。12年には、連続テレビ小説『純と愛』の題字とオープニングイラストを担当した。作曲はNコン自由曲でもよく作品が歌われている作曲家の大田桜子が手がける。

 高等学校の部は、『桐島、部活やめるってよ』で小説すばる新人賞を受賞し、13年には23歳の若さで直木賞を受賞した朝井リョウ氏が作詞。作曲は若手作曲家の一人、三宅悠太が初めてNコン課題曲を担当する。

 課題曲は来年2月に発表。7月中旬から都府県地区コンクールを経て、全国コンクールは10月8日〜10日に行われる。

■これまでの主な課題曲

第71回(平成16年度)小学校の部「未来を旅するハーモニー」吉田美和
第73回(平成18年度)中学校の部「虹」森山直太朗/御徒町凧
第74回(平成19年度)高等学校の部「言葉にすれば」ゴスぺラーズ
第75回(平成20年度)中学校の部「手紙」アンジェラ・アキ
第76回(平成21年度)中学校の部「YELL(エール)」いきものがかり
第77回(平成22年度)中学校の部「I●×××」大塚愛(●=ハートマーク、読み:アイ・ラヴ)
第78回(平成23年度)中学校の部「証(あかし)」flumpool
第79回(平成24年度)中学校の部「fight(ファイト)」YUI
第80回(平成25年度)小学校の部「ふるさと」嵐
第80回(平成25年度)中学校の部「友 〜旅立ちの時〜」ゆず
第81回(平成26年度)中学校の部「桜の季節」EXILE ATSUSHI
第82回(平成27年度)中学校の部「プレゼント」SEKAI NO OWARI
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