コント日本一を決める『キングオブコント2015』の決勝戦が11日、東京・赤坂のTBSで行われ、お笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」が8代目キングの座を勝ち取り、優勝賞金1000万円を獲得した。放送後に行われた会見では、何度も美声で沸かせたナダル（30）が「（相方の）西野（創人）の足を引っ張りたくないから解散したいって言っていたけれど、全力で止めてくれた。辞めんでよかったかなって思います」と涙を浮かべた。

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　ナダルは結成後活躍できなかった時期に、先輩芸人から「売れない」と断言されたことを気にして解散を決意したが、「西野が全力で止めてくれて。5時間説教してくれて、『俺が売れさすから』って言ってくれた。こいつ7個下なんですけれど、辞めんでよかったかなって思います」と照れながらも相方に感謝した。

　2人は2012年にコンビを結成。『アメトーーク』に出演し、ナダルの「やっべぇぞ！」というフレーズでじわじわ知名度を上げていたが、史上最速となる結成4年目で優勝を達成し、23歳の西野は史上最年少で王者となった。

　最近の月収は西野が6万円、ナダルが16万円。キングオブコントの決勝進出が決まってからバイトに行かなくなったといい、大阪を拠点として活動しているが、東京進出にも「もっと活躍できそう」と意欲十分。西野は「ナダルさんは声が“やっべぇぞ”ってなっているけれど、人間もやばいのでそういうところを見せたい」と話していた。