ダンス＆ボーカルグループMAXが10日、千葉・舞浜アンフィシアターでデビュー20周年記念ライブ『MAX 20th　Live CONTACT 2015 BACK TO THE MAX FUTURE』を開催した。この日は現在活動中のNANA（39）、MINA（37）、LINA（38）に加え、育児休暇中のREINA（37）と2008年に脱退したAKI（34）が復活。結成以来初となる歴代メンバー5人全員でヒット曲「Tacata’」を歌唱するなど、一夜限りの夢のステージを繰り広げて、約2100人のファンを魅了した。

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　もともと、MAXは1995年にNANA、MINA、LINA、REINAでデビュー。2002年にMINAが妊娠によってグループを離脱、入れ替わりで加入したAKIが08年に脱退した後はMINAが復帰したが、11年にREINAが結婚・妊娠により休業に入った。波乱万丈な歴史を送ってきたが、開演前の会見で5人は「わだかまりはない」と声をそろえ、NANAは「大人になりました！」と清々しい笑みを浮かべていた。
　
　REINAは4年ぶり、AKIは7年ぶりの公の場となったが、今後の活動にREINAは「思った以上に体力を使うけどやれるならやりたい」、AKIも「30周年に向けてぜひやりたいです」と意欲的。LINAは「もしかしたら次の10年で6人とか7人になるかも？　私とNANAさんが結婚して産休入っている間に誰か入るとか。もう9人だろうが10人だろうが5人と変わらない」と笑わせた。

　この日は約3時間にわたって全シングルのリード曲35曲を含めた過去最多曲数の42曲を披露。デビュー当時10代だったメンバーも現在では、MINA、REINA、AKIの3人が母親となったが、MINAいわく「アスリート並みのセットリスト」にも、当時と変わらないキレキレのパフォーマンスをみせた。

　新曲「♯SELFIE〜ONNNA Now〜」では親交がある椿鬼奴、光浦靖子、古坂大魔王、えんどぅ〜、アジャコング、「Naver gonna stop it」ではDA PUMPのKIMI、U-YEAH、YORIとコラボステージを繰り広げた。

　途中交代でメンバーが入れ替わり、改めてステージ上に5人揃って並ぶと、会場はこの日一番の歓声が巻き起こった。REINAは沸き起こる“REINAコール”に涙ぐみながら「みんなのおかげで楽しく帰ってこれたよ！」と感激。AKIも「最初、（涙を）こらえきれなかった。うれしくて…幸せです！」と喜びを爆発させた。
　
　アンコールではNANAが「この20年間私たちだけの力でなく、たくさんの方の支えがあって、やってこれました」と感謝。「全員が不器用な私たちですがその分、いろんな景色を眺めながら一緒に成長できたのかな？　MAXがいると頑張れるという声がある限り、私たちはMAXを続けていくので、これからもよろしくお願いします！」と声を詰まらせながら呼びかけた。

　この場で、全シングルと新曲、配信限定シングル、3人体制での全カップリングを収録したベストアルバム『20TH ANNIVERSARY BEST ALBUM“MAXIMUM PERFECT BEST”』を12月23日に発売することが発表された。