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芸能人による一方通行の“ビジネス告白”が増加 戦略か? 売名か?

 今年の後半は、8月の堀北真希と山本耕史の突然の結婚発表に始まり、福山雅治と吹石一恵の電撃入籍、爆笑問題・田中裕二と山口もえの子連れ再婚など、芸能界は結婚ラッシュだ。ほかにも、藤原紀香と片岡愛之助やDAIGOと北川景子など、結婚まで秒読み状態と言われるカップルもいるが、いつの時代も“熱愛ネタ”はワイドショーや週刊誌の鉄板コンテンツ。しかし最近は、記者会見やバラエティ番組内、あるいはブログやツイッターなどで、自ら熱愛をほのめかして話題をとるという“ビジネス告白”も増えている。果たして、その実態とは?

お笑い芸人のバイきんぐ・小峠英二との熱愛が話題を集めた坂口杏里 (C)ORICON NewS inc.

お笑い芸人のバイきんぐ・小峠英二との熱愛が話題を集めた坂口杏里 (C)ORICON NewS inc.

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■純粋? 意図的? テレビ番組などでの一方的な告白

 芸能人の熱愛報道と言えば、かつては写真週刊誌やスポーツ新聞などにデートシーンを撮られ、交際が発覚し、マスコミが騒いで抑えきれなくなると記者会見をし、さらにメディアが取り上げる……というパターンが一般的だった。そのままめでたく結婚して祝福されることもあれば、不倫報道などの場合、叩かれたりもする。いずれにしろ、純粋な恋愛劇の果てに運悪く(!?)発覚するわけで、基本的には当事者たちは隠しておきたかったことだと思われる。しかし、肯定的にしろ否定的にしろ、熱愛報道されれば注目度が一気にアップすることも事実。そこで最近では、女性自らが意図的と思われる流れで熱愛を告白する“ビジネス告白”疑惑が浮上するケースも多い。

 例えば、お笑い芸人のバイきんぐ・小峠英二は、この7月に『有田チルドレン』(TBS系)に出演した際、自らタレントの坂口杏里との破局を認めたが、ふたりはそもそも坂口の“逆プロポーズ”から付き合いが始まったと言われている。昨年、週刊誌『フライデー』にベッドで撮影したと思われる画像も流出し、坂口も自身のツイッターで“ラブラブぶり”を公開。15歳という年齢差や見た目のギャップから、坂口のビジネス恋愛疑惑も浮上したわけだが、実際坂口は報道以降、メディアに取り上げられることが多くなった。しかし、小峠自体も恋愛ネタで仕事が増えたというから、ふたりはある意味“ウィンウィン”関係だったとも言えるかもしれない。

■ビジネス告白増加の影響? 交際が“ビジネス”と叩かれることも

 また、「愛人にしたい女性No.1」のグラビアアイドル・橋本マナミも、自身の写真集の発売記念イベントで、お笑い芸人・博多華丸に「口説かれたい」と公開アピールしたほか、『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)では“おじさん好き”を公言し、なんと蛭子能収に「抱かれたい」と発言。しかしすぐ後に、同業の友人・小林恵美にそんな話は聞いたことがない、“愛人キャラ”を演じてるなどと暴露され、出演者たちからも“ビジネスおじさん好き”との疑惑の目を向けられた。そもそも橋本は、大物芸人やJリーガーに口説かれたなどとして、イニシャルトークやポロリトークを連発しているだけに、たしかにビジネスライクな気がしないでもない。

 ほかにも、“アッキーナ”ことグラドルの南明奈も、自らのブログでよゐこ・濱口優と「お付き合いをさせていただいてます」と告白。お泊りデートも明らかになったが、『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で濱口のプロポーズを拒否したことを告白すると、視聴者から「やはりビジネス恋愛か」などと、批判が殺到。実際南は、熱愛報道の後、イベントやテレビ出演が増えていたのである。また、『ナカイの窓』(同)のSP番組で、アイドルのあゆかが、かつて南海キャンディーズの山里亮太に告白したが振られたと発言し、再度本人に「付き合ってください」と公開告白。パニクって困惑する山里に「お友だちから…」と言わせたのだが、これも視聴者から「売名行為にしか見えない」と非難された。

■ビジネス告白の受け皿となるバラエティも増加

 どうもこうした自分の知名度を上げる“ビジネス告白”は、人気のあるお笑い芸人がターゲットにされることが多いようだ。たしかに、イケメン俳優やミュージシャンなどに比べれば波風も立ちにくいように思われるし、先述したように不釣り合いなギャップで話題になったり、芸人はバラエティ番組に出演する機会も多いことから、番組でもネタにされ、さらに注目度が上がるからかもしれない。しかしそれが露骨だったり、ある種、見え見えだったりすると、視聴者からの批判対象にもなってしまう。とは言え華原朋美のように、小室哲哉との破局や蜜月時代のことを暴露しても、わりと好感を持たれて批判されにくい人物もいることはいる。華原の天然っぽい正直さが、いやらしさや嫌味な感じを与えないせいなのかもしれない。

 こうしてみると、いろいろリスクはあるものの“ビジネス告白”が本人の注目度を上げることは間違いなさそうだ。ビジネスであることがバレたとしても、『有吉反省会』(日本テレビ系)などのバラエティで、そのこと自体を話題にしてくれるし、今や橋本マナミをマネる南伊のように、ビジネスキャラをさらに“ビジネス”するキャラまで出てきてるくらいだ。実際、川崎麻世・カイヤ夫婦のように、互いの熱愛ネタを定期的に文字通りネタにするパターンもあるくらいだから、自分の知名度・注目度を上げるための“ビジネス○○”は有効な手段なのかもしれない。あえて言い方を替えれば、戦略的な自己演出だとも言える。とは言え、やはりリスクはある。世間からの批判を受けたり、相手があまりにも大物すぎた場合など、ビジネスだったかどうかはともかく事務所を解雇される可能性もあるからだ。結局は手段や方法はともかく、本人の将来を決定するのは、最後はやはり本人の努力と実力次第、ということになるだろうか。

(文/五目舎)

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