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“テキトー男”高田純次に賞賛声多数 『じゅん散歩』長寿化の予感

 9月28日から始まった『じゅん散歩』(テレビ朝日系)。ご存じ“テキトー男”の高田純次が、故・地井武男さんの『ちい散歩』、加山雄三の『ゆうゆう散歩』の後を継いだ三代目の“ユル〜い”散歩番組だが、放送前から「僕の人生そのものが散歩だから、適材適所です」「残りの人生、目一杯がんばって歩いてみたい」と意気込んでいた。視聴者からも「どうせ面白いんでしょ」「録画予約しないと」と期待度も高かったが、いざ始まると「やっぱり、高田純次は面白い」とネットなどで賞賛の嵐だ。

◆テキトーさやボケだけでなく、レベルの高い素人とのからみも

 初回のオープニングで、いきなり「どうも、今日から散歩するジュンジ(ジョージ)・クルーニーです」とのブチかましに始まり、ベンチャー企業の社長に「名前なんていうの? 五十嵐さん? そうだろうと思ったよ」。ボクシングの練習をしているふたり組のサラリーマンに近づいては、「今度の世界戦がんばってくださいよ。相手、モハメド・アリだっけ?」、女性ふたりに声をかけられ握手を求められると、「握手? 握手だけだよ〜…チュウはいいかな?」、ベビーカーの赤ちゃんに「かわいいね〜お子さん高校生?」等々、一般人に一方的にボケまくっては、突き放し、いきなり終了……といった高田ならではの“テキトー節”が炸裂しまくった。

 ときには、一般人からの気軽な突っ込みを受けることも。老舗文具店の総支配人に取材交渉の際、「『じゅん散歩』という……20年くらいやってるんですが……」と切り出すと、「またテキトーなこと言って!」と即、突っ込まれものの、立ち食いそばの店主に「やせたね〜」と言われると、「毎朝10キロ走って、50キロのバーベル持ち上げて、ピアノを1時間ひいて……ってやろうと思って50年」と返す。そうした一般人とのやりとりを見ても、気さくに声をかける、かけられる、といった高田の親しみやすい魅力が活きている。

 この番組のモットーは“一歩一会”だけに、高田もただボケ倒すだけではなく、きちんと人とのコミュニケーションをとっている。また、番組内で見せるオリジナル作品として、地井武男さんは「絵葉書」、加山雄三は「一筆」と続いた伝統を、高田は出会った人の「写真」と「直筆イラスト」という形で受け継いでいるのだが、このイラストがなんとも素朴で味わい深いのである。押さえるところは押さえ、ボケるところはボケる。高田ならではのいいスタンスの取り方が、視聴者からも大いに好感を持たれているようだ。

◆多くの芸人にとっても関心度が高く、目標にされる高田純次

 高田純次と言えば、かつては『天才・たけしの元気が出るテレビ!』(日本テレビ系)で、いきなり寝ているターゲットにブチかます「早朝バズーカ」や(「早朝ヘビメタ」「早朝西部劇」もある)、故・清川虹子さんのダイヤの指輪を「これはすばらしいですね〜」などと言いながらいきなり口に入れ、清川に「出しなさいよ!」と激怒されると、指輪にガムを付着させた状態で出す……といった“暴走芸”がウリだった。

 本業は俳優にもかかわらず、コメディアンとしての才能も高く、関根勤に「尊敬する人物」と評され、タモリには「この人はおかしいんじゃないかと。(適当な)この俺でさえ、微かに不安を覚える人物」とまで言わしめ、多くの芸人にとっても関心度が高く、目標にもされる人物でもある。とはいえ、野球解説者の古田敦也に「50過ぎたら高田純次になりたい」と言われると、「俺も60過ぎたら古田敦也になりたい」と切り返すという、ひと筋縄ではいかない、期待を裏切る(期待通り?)リアクションや、取りあえず何でも受け入れる懐の深さこそが高田純次の魅力だ。今後、『じゅん散歩』でどこまで高田純次の引き出しの多さを見せてくれるのか、おおいに楽しみである。

(文:五目舎)



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